STRYD パワーメーター
今日は最近手に入れたガジェットを紹介したいと思います
これ、昔のひとは知っている、、、foot podではないんです。
アメリカの新興メーカーが出しているランニングのパワーを測ってくれる器械です。
バイクでは有名なパワートレーニング。それをランニングでできるというスグレモノ???
特徴
- 軽い(10g)
- 防水
- 電池は10時間くらいはもつ
- 非接触充電
- Suunto, Garminと連携して、リアルタイムにパワーが見れる
- 傾斜も考慮される
- 距離や、上昇下降も測定できる
- ランニングエコノミーが測定できる
- ピッチ、接地時間が測定される
実際にできることを見てみます
これは、先日の別府大分マラソンのデーターです。GPSデーターは使用していませんが、距離が42.4kmとびっくりするくらい正確。たぶんGPSでもこれくらいです。薄い紫のラインがelevetionです。これたぶんGPSよりは遥かに正確です。トレイルだとその正確さに圧倒されます。どうやって測ってるのかわかりませんが。。。
そして、平均パワーが243.9w。前回の防府のときは約250wでしたので、だいたい3時間だせる平均パワーは250Wということになります。その他、58.2wがフォームを維持するのに必要なパワー、低いほうが良いようです。その上のleg spring、脚のバネ性を評価するもので、高いほうが経済性がよいようです。絶対値がどれくらいかわかないので、他人と比較するよりは、トレーニングでどう変わるかが重要そうです。高いほどよいです。そして、ピッチが93.8, 接地時間が210ms, 上下動が6.3でした。
まだデータを集めているだけでどう活用するかは難しいですが
42.195km 約3時間 250w (4'03/km)
21.0975km 約1時間20分 260w (3'50/km)
10km 約40分 267w (3'45/km)
というのが最近のレース結果でしたので、いわゆる1時間保てる最大パワーFTPは263あたりであると推測されます。
いわゆるスイートスポットトレーニングは88-94%で考えると
231w-247wあたりを目指すということになります。
ただ、、、、パワーと速度はほぼ正比例です。だからパワーメーター持ってなくても、僕の場合、スイートスポットの速度は平地なら4'05-4'15くらいなんだろうと推測されます(汗)。じゃあパワーメーターいらんじゃないか。。。という意見もありますが、風が吹いたり、傾斜があったりして速度が保てない時に同じパワーで走るというのは参考になります。
心拍計じゃだめなの?っていう意見はこちらを御覧ください
心拍とpowerを並べると、心拍は上がっていくけどパワーは後半すこしずつ下がっていますね。これは心拍のドリフト現象といいます。心拍で一定にするより、パワーを一定にしたほうが良いのでは、というのがパワートレーニングの前提です。本当に良いかはわかってないと思いますが。。。。
もう一つの特徴であるleg springが面白いです
これも別府のときのデーターですが、だんだん下がってきます。疲れてだんだんバネがなくなってきています。面白い使い方としては、同じ速度で同じコースを色々なシューズで走り、どのシューズがバネが良いかとか見れるんじゃないかとか考えています。なたプライオメトリックトレーニングなどで、この値が高くなるかのどの使い方があるかと思います。
バイクのパワーメーターに比べれば誤差も大きいことが予測されますが、ランの世界にもこのような器械がでてきて、なかなかおもしろいことになってきましたね。