遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

世界遺産五箇山・道宗道トレイルラン2017

まだ蒜山から1週間しか経ってないのになぜか申し込んでいた道宗道に行ってきました。

第4回 世界遺産 五箇山・道宗道トレイルラン大会 | 10月8日 富山県南砺市 古道「道宗道(どうしゅうみち)」で開催!

ロング、ミドル、ショートとありますが、ロング36kmに挑戦。

当日朝6:00にダカンボースキー場で当日受け付けがあります。

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富山からは1時間ちょっと。

蒜山から1週間何もしてなかったけど、まだ筋肉痛が残っている状態。でも風邪はだいぶ良くなって、ひょっとしたら結構走れるかなって思ってました。

受付したら、招待選手の男澤さんに久しぶりに会った。

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そしてinov8のTAKAさん

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スタートはしばらくロードで、世界遺産五箇山の集落を回ります。

コースは図の赤線のような北に向かうワンウエイコース

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標高図を見ると、3回山を上って、あとはだらだら降りてくる感じ、累積は2500mくらいで距離の割には結構きついコースっていうイメージです。

走る前は、イメージ的にはダイトレを思い浮かべてました。優勝タイムが4時間くらい。ダイトレは32kmくらいで優勝タイムは3時間20分くらい。ダイトレから40-60分みておけばゴールできそうです。ダイトレはいつも補給なしだから、今回は水とジェル2本(80kcal x 2)だけ持ってスタートです。

シューズはinov8 X-talon 225

レースはの最初はロードでトレイルに入ると結構渋滞するという情報があったので、比較的頑張って走りました。km4'15くらいで走っているのに、前はどんどん離れていき、五箇山の集落では男澤さんに1周の差をつけられる始末。TAKAさんも徐々に離れていっておよそ20番程度でトレイルに入りました。トレイルでは松本大さんがゲストランナーとして応援してくれてます。

さあいよいよトレイル。延々と急登でした。走れるところは全然ありません。やっぱり登りは力が入らず女子1位に抜かれる始末。

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小倉山まで登るのですが、標高を覚えておらずこれが最後まで困りました。

今回のレースプランは3つの山が終わる20kmまではゆっくりいって、あと飛ばす作戦。にしても上りの遅さには自分でも辟易しました。

抜かされながらも小倉山に到着。いつのまにか男澤さんにも追いついちゃいました。昨日までの雨で結構サーフェスがどろどろで下りはテクニカル。シューズも足にフィットしているせいか、あまり苦労せずに下れるので、こわごわ降りている人たちを尻目にさっさと下ることができました。走行しているうちに第一エイドのたいらスキー場に到着。水をもらって、りんご食べたかな?。順位を聞くと10番くらいじゃないかとのこと。

さあ、2つ目の登り。ここもゆっくりいきます。ふと見ると、抜かしたはずの男澤さんに追いつかれている。結構、トレーニングしているのかなって少し焦る。さらにもうひとりにも追いつかれて抜かれてしまう。今回は3つの山を超えるまでは頑張らないので、焦らないと言い聞かせるも、レース中に平常心を保つのは難しい。

 頂上からはやはりテクニカルな下りが続き、ここでも2人くらいは抜かすことができた。エイド前のくだりがだいぶ急で、よろけながらエイドに入った。エイドはナシが本当に美味しかった。だいぶ疲れた感じがしたので長居したかってけど、まあ水を補給して出発。すぐに、ミドルの人と合流してあっという間に抜かれてしまった。

しばらく後をついていったけど、ちょっとはやくて断念。

ここから3つ目の山になるけれど、まあもう大丈夫だろうと思って、少し脈拍をあげる。結局これが良かったのか悪かったのかは良くわからない。なんとか高清水山を超えるが、ここからというところで、結構細かいアップダウンがあってスピードが出ない。ここから最後のエイドまでで2人ほど抜かした気もするけれど、登りは結局ほとんど走れなかった。最後のエイドについて、ナシを頬張る。めちゃくちゃ美味しくて食べ続けたいけれど、後ろも気になるしスタート。

ミドルの部にたまに追いつかれながらも急な下りの階段にはいったところで、つるっと滑って、しこたまお尻を打撲。妙に腹が立ってきた。

気温がどんどんあがり、だんだん頭がフラフラしてくる。異常に腹が空いてきて、走る気力もなくなっていく。いよいよトレイルをぬけてキャンプ場みたいなところに降りてきた。キャンプ場の水道を飲んで、頭から水をかぶる。めちゃくちゃ暑いはずなのに、少し震えが出たりするから、ちょっと熱中症だな。。。。

ペースはjogペースに落ち、順位もわからずだらだらと街に降りてきた。

趣のある通りを応援を受けながら走るけれど最後は登りできつい。最後はお寺の境内でゴールになる。ゴールするととにかく何か食べたかった。うどんがふるまわれていて貪った。めちゃくちゃうまい。おかわりも頂けたので一瞬で3杯いただいた。ジェル2個はちょっと少なかったなあ。。。

順位は6位。タイムは4時間50分と激遅だった。路面がわるかったせいか、優勝タイムもいつもより15分ほど遅い。

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優勝はなんとロドリゲス。なんか聞いたことある名前だなって思ったら、先週の蒜山のショートに出ていたのを思い出した。先週はロストして彷徨っていたらしい。オーストラリア人だけど香港に住んでいるらしい。足長くてきれいな奥さん連れていました。

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左からTAKAさん、ロドリゲス、私。優勝賞品の仏像。

帰りはバスでスタート地点まで送ってくれる

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こんな応援がある!!!

TAKAさんと「きときと寿し」で富山を満喫し、全然釣れなかったけどエギを投げ、帰路につきました。

 

今回のレースのポイント

補給は少しあったほうが良い。暑い時は塩もいる

20km超えてからもアップダウンがきつく、3つのピークを超えるまでは飛ばしてはいけない。

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ダイトレと比べたグラフ。緑が今回、黄色がダイトレ。最初のロードがあるし、大きくは距離、累積は変わらないけれどダイトレよりも急登が多い。細かいアップダウンもだいぶ多くダイトレよりは格段に走りにくいコースだった。

遠いことをのぞけばテクニカルなトレイルでまた出たいと思えるレースでした。