遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

別府大分マラソン2018

2017年の別府大分からもう1年もたってしまった。

別府大分毎日マラソン - 遙かなるUTMB

フルマラソンは今シーズンは2本めで、前回の福知山は3時間5分くらいだったから、まあ最低でもsub3とか考えていたわけで。

でも、心のなかでは50分切りたいとか思ってたけど、自分の心には巨大な50分の心の壁が築かれていたことをレース終わってから認識したわけだ。つまり50分はきれなかったってこと。

昨年と同じく、前日に大分入り。普段は4000円くらいの安ホテルに便乗値上げの8000円近くで泊まったわけだが、大浴場があり、良い温泉だった。

前回はイタリアンにラーメンと食べすぎて(そのせいかどうかわからないけど)撃沈。今回は、一緒にいったメンバーがカレーにしましょうかとかいうから、カレーになった。となりで、一緒に行った椛島先生が、「カレーの油で腹がもたれる」ってぶつぶついってた割にはsub3だったのが一番の印象かも。

カレーを食べて、髪を切りたくなって

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をネットで予約

かっこいいお兄さんとサッカーの話で盛り上がりながら、格好良くしてもらった。

鏡で見てた時は、格好良くなったと思ったけど、写真取ったらそうでもなかった(笑)

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ホテルで、寝ようと思って、テレビをつけたら、日本の精神病棟が世界の2割を占めていて、退院したくてもできない人がいるっていうドキュメンタリーをしていた。東日本大震災で被災して原発事故で入院が継続できなくなり、退院できた人が主人公だった。そういう人を選んでドキュメンタリーにしているとは思うけど、全く入院が必要なさそうなかたが、35年?も入院させてられていた。。。っていう内容の放送で、衝撃すぎて寝れなくなって、スッキリせずに朝を迎えた。

朝起きたら雪がまっている。

10時半にみんなで集まって、タクシーで「うみたまご」に。スタートは12時で、荷物は11時30分に預けるけれど、寒すぎて、人が多すぎて、本当に無駄な時間をただただひたすら建物のなかで震えながら時間を潰した。来年は11時過ぎにタクシーのって、11時半前についたら十分だとおもった。

あまりにもの寒さ(最高気温3度)で、防寒はかなりしっかりした

上は、ミレのあみあみ、そしてアームウオーマー、長袖シャツ、さらにモンベルのスケスケウインドジャケット。手袋はUTMBで活躍のテムレス。

誰もテムレスなんてつけてなかった。でも完全防水で、給水でも絶対濡れない。走り終わって、かじかんだ手で荷物が開けれない人たちを尻目に、これは快適だった。

下は、SKINSのタイツ、ロングソックス、モンベルの短パン。

防寒はばっちりだ。

 

さて、12:00にレースはスタート。アップは50mくらいを4回jogした。

スタート地点までのロスは13秒くらい

今回は、自分の感覚で楽な感じで行くここと決めていた。脈拍も少しは参考にする。

タイムは5kmまでは確認しないことにした。

出だしから折り返しまでは向かい風だが、出だしのこともありしんどくはない。ただ、ものすごく後ろから抜かれる

折り返しが約10kmにあって、そこまでは向かい風だからそこまでは無理はしない。

身体が軽くはなく、昨日に3'50で5km走ったのが速すぎたのかも。。。とちょっと反省。

5km地点でラップを確認すると20'35

なんとも言えないラップ。50分切りには結構ギリギリのラップ

とりあえず10kmまではこのままの感じで行くことにする。

心拍も146とかで大したことはない。10kmくらい走るとさすがに身体が暖まってきてウインドジャケットは脱いでポケットに押し込んだ。

10kmのラップが20:27

50分を切ろうと思うと、20'10ではいかないと行けないからあまり良いタイムではない。

折り返しで、水越さん発見。あまり離れていないし、あわよくば、後半追いついたりしてなんて考えたけど、妄想ってやつだった。

折り返し後は予定通り追い風。結構速くなってるかななんて思ってたら、15kmのラップは20:07でイーブンペースくらい。これにはちょっとがっかり。

でもさすがにここで飛ばしてはいけないと思って、もう5km我慢

20kmのラップは20:11 これもほぼイーブン

そしてハーフ通過が1:25:45だった。なかなか50分切りは厳しそうなタイムではあるけれど、まだ元気で、ここからあげていくつもりで行く。

最後の7kmは向かい風のはずだから、そろそろ貯金を作らないといけない

すこし意識して心拍数をあげて150台にあげることにした。どんどん抜けるようになり、25kmのラップは19'48、まずまず。そして30kmのラップが19'56。このあたりまでは全然しんどさもなくて、このままあげていってと妄想が膨らむ。

同じような感じで34kmまで行った時にふと時計を見ると、1kmのラップが4'10あたりをさしていることに気がついた。一歩が小さくなっている感じがしてきた。折り返してくる選手がものすごくゆっくり走っているように見える。

そして折り返し。やはり向かい風、元気がなくなった脚には暴風に感じられる向かい風が容赦なく吹き付ける。たまに止まりそうになるほどの突風も。35kmが20:25

このまま維持できるか。。。

あっという間にラップは4'30まで急降下。どうしてもスピードが出ない。

あと7kmだよ!!!て思うけど、どうしても脚が動かない。これは脳のせいだと思っても、脳のほうが上手だった。俺の命令に従わない。

あと3kmで2時間40分。

3'20/kmは無理だ。もういいやっていう気持ちと、少しでも良いタイムでゴールするぞっていう気持ちが8:2くらいでせめぎ合っている。タイムはまったく変わらず4'30あたりで推移してそのままゴールだった。

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最初のエラー以外、この見事なまでの一定の心拍。途中ちょっと上がって、最後35kmからちょっと落ちて、ラストもスパートしていないのがばればれ。ドリフトが起こっていない理由がよくわからないから、なんとも分析しようのない心拍。。。

寒いから?

結果をまとめると

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こんな感じ。

2年間、3回の別府と1回の防府で50分切りを狙って、51-53分で切れていないのは、サブ3を狙って3時間1,2分で切れてない人と同じではないか。

そこに大きな壁を自分で作って、そこにぎりぎり到達できるかどうかの速さの練習しかしてないからではないかって反省した。

世界記録とかけ離れたタイムなんだから、あと4分とかせこいこと言わずに、とりあえず次は2時間40分を切ることにした。

真剣にそこを目指せば、50分くらい切れるだろう。。。

そんなうまくいくかな???

終わってからは、いつもどおり、風呂入って、焼肉たべて、帰りの新幹線で飲んで

帰りました。

来年こそは40分ぎり(笑)