遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

滋賀一周ラウンドトレイル Stage 5

Stage5は八草峠スタートになったので宿の出発が4:45となった。起床が4時前とつらい。しょーやんの足は限界に来ていて、一緒に走ることは難しそうだった。しょーやんの全コース完走とチーム総合優勝の両方を実現するために、別々で走ることを選択した。

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今日のコースから鈴鹿にかけての3日間は相当厳しいコースとなる。赤い部分だけれど八草峠から滋賀第2峰の金糞岳、第3峰のブンゲン、そして最も高い伊吹山に登る。

スタートして最初はトップだったけれど、脚が重くてあっというまに4人くらいに抜かれてしまった。比較的不明瞭な道を金糞岳まで登る。先頭はランボーズの池田さんとStage3で2位だった宮園さん。続いて八草王、さらにチーム入江と阪田の入江さん。入江さんはUTMF完走してからの参加でStage4から参加されている。そしてやっと私。

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改めてみると顔がちょっと疲れている。天気はまだ曇り。小さいアップダウンを繰り返し、鳥越峠、新穂峠と超えていく。どこかにwater aidがあったと思うけどちょっと覚えていない。そしてだいぶ疲れたところで、本日サポートの川合さんが前からきてくれた。初めて会うから最初はだれかわからなかった。そしてしばらく行くと奥伊吹スキー場のエイドに到着した。

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ランボーズの池田さんが靴を抜いでいる。同じチームの宮園さんが前にいっているんだろうなあって想像する。エイドで、川合さんにウイダーインゼリーを2つもらい出発した。砂地なスキー場の急登をのぼる。脚が重すぎて全く走れず歩きっぱなし。やっとのおもいでブンゲンに到着した。暫く行くと、八草王がまた道に迷っている。道迷い王だなあと思いながら、しばらく一緒にいくと、近藤さんを含めた撮影部隊がドローンなどで撮影している笹刈山(整備班命名)に到着した

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顔むくんでる。。。

笹をかった急な斜面で八草王が先にどうぞというので、じゃあと全力で駆け抜けた。追いつかれないように精一杯引き離す。ここまで約25km。なんとなく少し脚が動くようになってきて走れるようになってきた。国見岳を通過

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そして、激下りを降りたところに国見峠のwater aidがある。かなり自覚的には脚もかるく軽快に降りていき、前との差をきいてみたら、2位とは5分くらい、トップとは15分くらいと聞かされた。前半は30分くらい差があったからだいぶ近づいてきた。近づくとどうしても追いつきたくなるのは悪い癖というかステージレースでは良くないと思うけどどうしようもない。どんどんスピードをあげて、とうとう入江さんに追いついくことができた。

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天気も良くてすばらしい景色が広がってきていよいよ伊吹山への急登が始まる。岩が増えてきて走れないけどひょいひょいと岩の上を渡ることが多くなってきた。頑張って登ると伊吹山のドライブウエイが見えてきて手を降ってくれている人が。。。

なんと若岡さんが、スタッフをしてくれている。写真も撮っていただき、前との差を聞くとちょうど5分と。どんどん追いついているのに、迎えの車が来ない。この区間は歩行禁止区間で、約1kmを車で送迎してもらう。待つこと5分。またしても前との差は10分になった。大人気ないから5分も待ってたことをスタッフに言ってしまった(すみません)。伊吹はwater aidだから、サポートからの差し入れとかはもらえない。川合さんが山頂まで並走してくれた。人が多くて、あるきが多くなる。山頂について、普通の登山道を下るのだけど、GPSのログどおりに行ったら山頂をぐるっと1周して同じところに戻ってきた。何をしているのか。。。気を取り直して、登山道を降りていく。岩が多く、一般の登山客も多くゆっくりになってしまう。途中、何人かのトレイルランナーから、がんばってとか写真撮っていいですか?って応援してもらう。

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そして下の方に走っている人を発見。5合目付近で追いつくと宮園さんだった。ここから長浜のほうへルートが分かれるのだけど、どこから行けばよいのか宮園さんとしばし迷う。道をみつけてこっちですよと宮園さんを呼び、急いでトレイルをはしる。小さいアップダウンを繰り返して、走れるトレイルになった。もう必死で逃げる。約4km程度を必死で走り、ロードに出た。地図はあまり見てなかったからもうすぐゴールだと思いこんでいたのが痛かった。

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この最後の小さな2山。

ロードに出て林道をすすみロードを渡ると、まず凄い急登を登らされた。超えたらまた林道。林道でかなり登らされて、一気に急降下、続いて里山の登山道に入るがかなりの急登。もう終わりかと思って少し降りたら、もう一回あった。とうとう最後の下りを終えて、ロードに出る。ロードを下りノリさんが迎えてくれる。長久寺にゴールだけど、ゴールには一人だけスタッフがいるだけのちょっとさみしいゴールだった。カップ麺がおいてあって、食べてよいか尋ねるとどうぞどうぞ食べてくださいと。と思ったらお湯を沸かすものはまったくなかった。宮園さんがあっという間にやってきた。わずか3分差。かなり離した気がしたのに危なかった

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のりさんの車で今日の宿泊地に連れて行ってもらった。

西さんと上宮さんと

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しょーやんも最後まで頑張って夜中にゴールしてくれた。起きてようかと思ったけど無理だった。吉岡さんが迎えに行ってくれて僕は寝てしまった。しょーやんは明日からの鈴鹿をはしることは不可能となった。しょーやんの全コース完走の夢は途絶えたけどチームの夢はまだ続いている。

伊吹でのしょーやん

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摂取量

はちみつ300g

ウイダーinゼリー2個

 

滋賀一周ラウンドトレイル Stage 6 - 遙かなるUTMB