遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

OSJ ONTAKE (おんたけ) 100マイル 2017 その③

今回のレースは思ったように最後まで頑張れなかったから、分析の記事をあまり書きたくない。。。けどこういう時ほど、なんでうまく行かなかったのか考えないと行けないのかも。。

OSJ ONTAKE (おんたけ) 100マイル 2017 その① - 遙かなるUTMB

OSJ ONTAKE (おんたけ) 100マイル 2017 その② - 遙かなるUTMB

とりあえず,ペース配分から

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10kmごとのデーター

心拍数をみてもひどいもんです。80kmからだだ下がり。130kmからは心拍計を外したので値は意味がないですが。実際に10kmずつかかった時間がduration(分)

登りと下りがあって、おんたけでは下りが走れるので、登りは100m登ると900m追加。下りは100m下がると200m引き算、という風にして平地換算したのがflat distance。まああっているのかどうか難しいですか。そしてflat distanceに対する1kmあたりのペースが赤字の値。

最初の10kmは4分40秒くらいのペース、だんだん落ちて、5分台に入り、80kmからは完全に6分をオーバーしている。そして120kmからは7分オーバー。やはりおちかたがひどすぎるのでは思う。試しに、この計算で全部km6分で走ると30分ほど速くなる計算となる。平地換算すると182km程度の長さになったからさすがにkm6では走れると思う。

でも最初の入りは割と速いけど、そこからはそれほど無理していない感じのタイムでもある。

ではどうして後半これだけ遅くなたのか。表をよく見ると、Descentが大きい(下りが多い)区間でタイムが悪くなっているのがわかる。実際、下りは腹痛で走れなかった。走っている時は、胃腸の具合が悪いのかと思っていたけど、終わって、よくよく身体を触ると腹筋(腹直筋、腹斜筋)にきつい痛みがある。下りで内臓の動きを抑えるためにか、自然に腹筋が使われるけど、それが筋肉の痛みでできなくなっていた可能性が高い。初心者がマラソンで大腿の前面がいたくなって走れなくなるのと同じなんだろう。

たしかに、体幹トレーニングは全くしてなかった。UTMBまでがんばってやろうと思う。

Strava flybyから 黒線が私、他の色がいろんな人

すごい前半飛ばして100kmのドロップバックから落ちた方、色々だが、120kmくらいから青の人に急激に差をつめらえている。一時は1時間以上の差が22分程に。また黄緑の人とも最終の差は変化がない。後半あげてくるスタイルの自分としてはかなりつらいレース展開だった。

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補給について

食事は100kmまでにクッキー10個食べたおよそ750kcal

自作クラスタデキストリン飲料 220kcal x 7 1500kcal

エイドのばなな 3本くらいか 200kcal

100km以降

ジェル アミノバイタル 200kcal

雑多たジェル4本 480kcal

素面 50kcal

合計で 3180kcal

ちょっと足らない気もする 消費カロリーはおよそ10000kcal程度

よっぽど脂肪を燃やしてももう少し摂取したほうがよいような気もする

 

飲水について

ソフトフラスクは500 x 9 = 4500ml

天然エイドやエイドでコップから飲んだ料が150ml x 20くらいか 3000ml

合計7500ml

ただ発汗が多い気がしたから1時間に800ml発汗したと仮定すると

800 x 19 = 15200ml 失った塩分量は少なくとも45g

摂取した塩分は10g

途中ワイン色尿になった時点でかなりしっかり飲水して少し休むべきだったのかもしれない。このあたりの計算は汗の量がはっきりわからないのでなんとも言えないが。。。

 

最後に

ちょっと舐めていたONTAKE 100マイル。これでこんだけきつかったらUTMBどうなるんだろうって考えてしまう。本当にペースや補給を気をつけてっていう総合力が試されるレースだと思う。。。だからちょっとくらい脚が遅くても楽しめるんだけどね!