遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

OSJ新城ダブル 2023

今年で5回目の新城ダブル。今まで4回でて3回は完走している。2年前にとうとう、最終関門に引っかかった時は、途中から大雨だった。

例年と違って、ルートイン新城に宿泊。コンビニが横にあって、綺麗で言うことなしだった。もちろんホテルはランナーで溢れている。今年は弟子を2人つれて参戦。

前日受付して、夕食は弟子が予約してくれたイタリアンに行って、9時過ぎに就寝。

4時半に起床 恒例の鯖寿司

そして生まれて初めてレース前に左足首のテーピング。

練習でも下りで必ず捻ってしまう。昨年に腓骨神経麻痺になってから完全には麻痺が治っていなくて、バランスが悪い。で捻ると(内反)普通は外側の靭帯が伸ばされるけれど、そこは痛くなく、昨年から痛めている内側に激痛が走る。

まあダブルでゆっくりやからなんとか完走くらいできるだろうって思っていた。

スタートから雨。気温はそれほど低くなくスタート前にはレインはバックにしまった。

スタートでしょーやん、阪田さんや、下家さん、河内さんや谷川君、他にも知り合いばっかりで同窓会みたいなレース。2割しか完走できないけれど、みんな挑戦してくる。一番弟子の薄井君も今年はやる気を出してくれている。

別府大分のあと、急にトレランモードにして、下腿の肉離れとか起こしてあまり走れてなかったので、いつもよりゆっくり目で走っていたら、ほとんど全員自分より前に行ってしまった。緩い登りをkm5くらいで走る。心拍は130くらいに上がっている。林道が終わり、最初は比較的緩い登りが始まるけれど、歩いてのぼる。ペースはみんな同じくらいだ。最初の登りが終わって少しだけ下る。足首を捻らないように慎重に進む。登り返しがあって、また下に入る。やっと林道に出てスタート地点の近くを通って、東尾根を走る。下りもそれなりに走っていたけれど、2回ほど、軽く捻ってしまった。もっと気をつけたらよかったと思うけど後のまつり。テーピングしていたからマシだったかもしれない。下りのスピードはさらに落ちる。急な階段を降りると、林道の前にがれた緩いトレイルがしばらく続く。いつもはここも軽快に走るのだけれど、捻挫が怖くて走っていると、これでもかというくらい抜かされて誰も見えなくなってしまった。なんか精神的にも疲れて亀石の滝のエイドに到着した。結構暖かくて、水分も補給。残念なことに、ここまで1時間48分もかかってしまった。ここからは宇連山へと向かう急登が始まる。去年はこのあたりで6,7番だったのに、今年はもはや何位かもわからない。ちょっとずつ前を拾いながら登りきるとまた少し下らされる。下りでまた抜かれて見えなくなって悲しい。暖かだった気温も高度をあげると少しずつ下がり、雨と風が強くなってきたので、上はレインを着用した。手袋もずぶ濡れになって少し寒くなってきた。宇連山の手前でボランティアの方が、この先寒いですと案内してくれる。こんな案内は新城で初めてのことだ。確かに、冷たい風がふきつけかなり寒い。相変わらず下りで抜かれることを繰り返す。下りが苦手な人の気持ちが痛いほどわかる。スピードが遅いから寒いし、レインをバックパックの上から着ているから補給も面倒臭い。トレイルの平地でも足を置くところを気をつけないといけなくて登り以外は全部ぬかされることに気がついた。棚山高原をぐるっと回って、宇連山に戻ってくる。何回も登り返しがあるけれど、最後は満開の白い花が迎えてくれる。最後は西尾根をくだるけれど、まあ下りは本当にゆっくりしか走れない。途中浅野先生に会うことができた(スタートでも応援してもらった)「今日はダメですと弱音を吐く」。左足は内側だけでなく外側も痛くなってきた。これは別府大分でも後半痛くなったけれど、ロードは捻挫もしないから走れるのに、山では全然だめだった。同じく足をいためた香川さんにも途中で会う。最後のチェックポイントの通過が4時間30分だった。ここからスタート地点まで普段なら20-25分くらいだった気がするけれど、今日は絶対30分以上かかると考えると、1周が5時間になってしまう。1周目の関門の時間は見ていなかった、5時間だったっけ?

やっと戻ってきた時には5時間5分くらいにはなっていたような気がする。さあ2周目がんばってと滝川さんは楽しく放送している。関門は5時間30分らしい。この状態だと亀石はまず間に合わないし、足の調子もさらに悪化しそうだし、辞めることにしたれけどとりあえずデポバックを開けた。衝撃的なことに、入れておいたウイダーの蓋がない。なんと阪田さんが間違えてバックを開けたらしい。阪田さんもウイダー入れてたんかなあ?間違えたんなら阪田さんの新しいやつと交換してくれたらよいのにとか思うけれど、とりあえずたべかけのウイダーを食べた。まあ阪田さんと間接キスしたら脚が速くなるかもしれんし。

やめようと思ってたのに、井口さんが戻ってきてあっというまに出て行った。それをみて思わず2周目スタートする。頑張ったら亀石はいけるかも。と思ったけれどやっぱり左足が痛くて戻ってきてしまった。リタイヤ決定。困ったことに2番弟子の車に着替えとかを置いてきてしまっていた。2番弟子は5時間切らなかったら破門って言い渡してあったので、あと40分くらいしたら戻ってくるはずだ。着替えもなく立ちすくしていたら、そこに阪田さんが現れて「長田さんが早すぎて面白く無くなってやめると」か言っている。1周目4時間15分くらいやったらしい。シューズはadizeroのロードやし。ますます寒くなって震えていたら、怪我でリタイヤした河内さんが、着ていた上着を貸してくれた。本当にありがとうございます。

時間は32kmが始まって4時間55分を過ぎている。女子1位は楠田さん。4時間40分くらい。さすがにずるずつのトレイルで大雨で5時間切るのはかなり厳しいかも。破門とか言ったことにちょっとだけ後悔していたら、女子選手が戻ってきましたというアナウンスが。2番弟子が本当に戻ってきた。5時間切っているし。すごいすごい。

やっとお風呂に入って、あとは1番弟子を待つだけ。フルマラソンは2時間40分くらいのくせして、トレイルはなかなか速くならない1番弟子。一緒に練習するとめちゃくちゃ速い時もあるのに、2年前の新城32kmは4時間55分くらい。去年の新城ダブルは最初からやる気なくて1周目5時間20分くらい。今年はなんとなくやる気を出してくれていて2周目に突入している。

スタートして8時間30分ころに、なんとトップが下りに入ったとの連絡が。そして8時間53分というこの条件では凄まじい新記録で長田さんがゴール。良いものみれたー

長田さんと32km2位の牧野さんと。

3位は谷川くん。強い。そして10時間が過ぎようとする時に、1番弟子の薄井くんが帰ってきた。10時間切るためにダッシュして、ぎりぎり10時間切りでゴール。興奮して写真撮り忘れた。この悪条件ですごい。1周目4時間28分。2周目5時間30分くらいらしい。

一番右が一番弟子の薄井くん。もう勝てないかもしれない。

お祝いに焼き肉を食べにいって帰りましたとさ。

弟子2人が総合表彰されて、自分はDNF。嬉しいような悲しいような。足直さないといけないけどなかなか治らない。2人はもう卒業やな。

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ランニングの処方箋

皆様、ランニングの本を書きました。

本の名前はなかなか思いつかず、べたな感じですが「ランニングの処方箋」です。

もともとどうやったら脚が速くなるか、トレイルが速く走れるのかといったことに興味があって、このブログでも色々紹介してきましたが、2020年頃に別府大分マラソンの後の打ち上げで、皮膚科の椛島先生、呼吸器外科の伊達先生、iPS研究所の山中先生と食事しながら、ランニングの本書けるよね!っていう話で盛り上がってました。本書いたら山中先生、一言お願いしますね!なんてちゃっかりお願いしておりましたが、なかなか本を出すことなんてどうしてよいかもわからないまま季節は過ぎてまいりました。

 

今回、ひょんなことで編集を仕事にしている方から本書きませんかというお話しをいただき、ランニングの話でも良いですか?というところから始まって、とんとん拍子に出版になりました。とはいえ、忙しい日々の中で、締め切りの催促に追われながら1年近くかけて完成した本です。

約束通り山中先生にも巻頭言をいただきました。

最初の方では、ランニングが健康にもたらす効果やメリットについて詳しく書いています。

そして、ランニングの生理学。どうやってエネルギーを作って、どこを鍛えたら速くなるのか。マラソン、ウルトラ、トレイルに分けて、効果的なトレーニング方法、食事やサプリのこと、暑熱順化や貧血のこと、足攣りのこと、高地トレーニング、レースの補給など、ありとあらゆる速くなる方法を、すべて科学的な研究に基づいて書いています。

値段がちょっと高くてベイパーフライの1/10くらいしますが、読んで実践していただければ4%どころではないほど速くなることは保証します!

現在アマゾンなどで予約販売中となっております。

楽しく読んでいただけたら幸いです!

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別府大分毎日マラソン2023

コロナでずっとなかった別府大分マラソン

サブ3だと申し込んだら出れることになっていたので油断していたら去年は募集期間が短くて応募できず。今年は抽選となってしまったけれど、なんとか合格通知をもらいました。

2020年から3年ぶりのマラソン。ハーフも10kmも何も出ていないから3年ぶりのロードレースです。

昨シーズンはトレイルの大会で人生最高に成績が良かったのもあって、このままの調子でフル走ったらどれくらい走れるのかと期待してましたが、信越でVapor flyはいて足を痛め、さらにLake biwa で悪化させて全く走れなくなりました。

ようやく走り始めたのは12月から

だけどそれまでもかなりドラマがあって11月頃に

痛めた左足(後脛骨筋腱炎)の腫れをとろうと思って、足下に枕を入れて高くして睡眠しました。朝起きてなんか靴下が履きにくいなあと思って、仕事に行くために外にでると、なんか、左足だけ、ぱたぱた音がするんですよ。あれって思ってよく確かめると、左足が背屈できない。朝起きてからここまで気が付かないのもどうかしているけれど、どうやっても足が上にあがらない。血の気がさーっとひいていきます。これは麻痺している。。。いちおう整形外科だし、これは腓骨神経麻痺か、腰のL5神経根障害かどちらかだろうと、腰は痛くない。。。腓骨神経麻痺か。でも踵のところに枕いれていただけでそんなことになるのか???

筋力で言うと5段階評価の下から2番目くらいです。よくよく自分で診察すると、ちょうど母趾と第2足趾の間の足背側が痺れている。これは腓骨神経麻痺に間違いなさそうだ。いつ治るんやろうか。。。なんでなったんやろうか。。。偉い整形の先輩にたまたま話したら、腓骨神経に腫瘍ができているんじゃないかと脅かされるし。

 

そんな感じでしたが、少しずつ自然に治ってきて、1週間くらいで筋力は4段階まで回復しました。それでまたロードバイクでも乗ろうかと思ったんですよね。ロードバイクビンディングついているし、適当に股関節上げ下げしていたら大丈夫だろうってね。で、滋賀県の高島にあるメタセコイア並木まで行こうと思ったわけですよ。京都から途中超えを通って、161号線くらいにでて、ひたすら北に向かう。まあ順調だったわけです。ロードバイクなら足も痛くないし。ところがですね、信号待ちで足が麻痺しているせいで、ビンディングがうまく外れなかったんです。ちょうどまだ30kmくらいしか行ってないところで、そのまま左に転倒してガードレールみたいなのに激突して、どっかで左胸を強打したんですよね。かなり激痛で、でも格好悪いからなにごともなかったふりして自転車おりて。でもすごい痛かったんだけど、ここまできて戻るのも嫌なので、痛いながらにメタセコイアまで行きました。もうスピードはガタ落ちですけど。

僕、メタセコイアって杉の仲間だからずっと緑だと思っていたんですよね。紅葉することを初めて知りました。ここを3分で通り過ぎて、そのままチンタラ帰りましたよ。ずっと胸が痛くて、肋骨骨折でした。そんなこんなで、やっと12月の初めから少しずつ走り始めて、1月の終わりらへんになんとかサブ3くらいはいけるかなあっていうところまで戻ってきました。

あんまり走っていないので、1週間前に40km走。楽しく走りたいと思って、京都に円を書いてみました。

鴨川、宇治川桂川ってあって山もあるから円描くの意外に難しいんですよね。

でマラソンの話

暖かく風もあまりない絶好のコンディション

シューズは信越でボロボロになったVapor fly

全然弾まないけど。。

3年前は気がついたら3'50くらいのペースで走れていたのでちょっと期待してスタート

どんどん抜かされながら1km通過。4'17秒。3年前は4'07だったので10秒くらいは遅い感じ。少しがっかりしながら心拍数をみながら走る。どれくらいで走ったらよいのかわからないけれどとりあえず138くらいを目標にしてみました。目標は最低でもsub3

脈拍を保つとだいたい1km4'05くらいになるようです。ちょっと50分は無理かあ。とか思いながら、たぶん今までのマラソンでもっとも体感的にはゆっくりで行くことにしました。レースプランは5kmからさらにスピードを少し落として、10kmくらいから20kmくらいでまた元に戻して、そこからはゴールまでゆっくりあげていく感じで行こうと考えてました。

5km通過 20'23

さらにそこからわざと少しゆっくりにして

10km通過 20'39 すこしだけ 遅くなりました。

ここから無理しない程度にとりあえずハーフまではゆっくりゆっくりと

15km通過 20'24 ジェル投入

20k通過 20'15

なんか良い感じ。このあたりで、浅野先生に出会いました。今年UTMBに出る予定とか少し話をして先に行きました。またちょっと前には久しぶりに水越さんにもあって、ロードで初めて抜かしました笑

ハーフ通過は1'26'19

ちょっと頑張ったらもしかしたら2'50行けないかなあってやっぱり思ってました

この辺りから心拍は140を超えるようになってきたけれど、あまり気にせず少しずつペースアップ。

25km 通過 20'04 良い感じ

ここで事件が、ジェルを食べようとして落としてしまう。動揺して心拍が一気にあがる。でもジェルはあと一つしかない。どこでたべようかと迷いましたが30kmで食べることに。

このレース最大の失敗かも。

そしてまだまだ元気。

30km通過 19'58 19分台に突入。

ここから異変が。ジェルを投入するも急にストライドが短くなる感じ

さらに向かい風。タイムをキープするどころか少しずつ遅れ出す

35km通過 20'36

かなりへばっていたけれど、折り返すと追い風に。

ちょうどそこにめっちゃ格好良いおしゃれなランナーが。ゴール後にお話した。丸山さん。神戸マラソンおしゃれランナー賞に選ばれているし。裏六甲サブ3会やし(昔勝手に憧れていたトレイルランナーが所属していた)。丸山さんが、たぶん田中さんというひとのペーサーをしていたみたいで、すごい良いペースを刻んでいるのと、激励の声がすごい良くて、すぐ横で激励してもらう。あと少し頑張ろう!とか、最後までこのペースでいける!とか色々。

おかげで

40km通過 20'09 だいぶ戻した。

ところが頑張りすぎたのか、ここからついていけなくなって、ちょっとだらけてゴール

2'51'59

まあ練習できていない中では十分なタイム。。。でしょう。

実はまだ足が痛くて治ってないんですよね。それと麻痺も微妙にあって、左足だけバランス悪い。はやくなおらんかなあ。。。

 

Lake biwa 100 DNF

当日は雨予報だった。夕方まで雨の予定。

結局信越終わってから足に3回注射して、一度だけ比叡山まで走っただけになってしまった。歩くのは痛くなくなったけれど、ちょっと小走り(たとえば信号が点滅するとか)が気になって変な走り方になってしまうくらいまでしか治らなかった。

朝4時に起きて、食事して5時頃家をでる。大津駅からバスが出ているので、そこまで電車で行く。同じ電車で井口さんにであい、さらに大津駅のあたりを歩いていると、雨の中傘もささずに短パンで歩く変なひとも発見。チャンプ西村さんだった。

バスにのって1時間少しで会場に到着。走ると20時間くらいかかるところを1時間とは。

会場で丹羽薫さんに出会う。「大槻さん!最近の調子すごいですね。優勝するんじゃない?」って言われてしまう。いや足がとか言い訳しながら準備をすすめる。

成美さんやパイセンにも出会う。

今日は雨で寒そうだし、ゆっくり行こうと思っているので、下は真面目に重いレインを最初から着ることにした。

雨が強いため、本部からスタートが9時、10時、11時、12時を選べるとの連絡が来た。関門の時間は後ろの方は変わらない。雨でどろどろになるだろうから、やはり9時を選択する。ほとんどの選手が9時を選択したようだ。

スタートして少しロードを降るとすぐに舗装された登りにはいり、ほどなく登山道に進入する。少し渋滞しているけれど、我慢してゆっくり行く。脈拍も125までにするつもりにしている。しばらく亮太君と一緒になった。彼の練習は最近すごくて、毎日30kmを続けている。ハライドまでは一緒だったけれど、そこからスピードを上げた亮太君はそのまま優勝してしまった。おめでとう!

今回こんな予定一応作ってました

WはウイダーインゼリーでMはモルテン100

M320はモルテン320ですね

スタートして10kmくらいまでは平地換算でkm5.5でそこからはkm6で計算した表になってます。ハライドまで登って、一旦くだり、そこから御在所になるんですが、御在所到着がすでに30分遅れの11時だった。奥信濃とか信越はスタートから10kmはkm5くらいのペースだったから、全然余裕とおもっていたのに、まさかの遅さ。まあ予定と違うことはよくあることなので、自販機でアクエリアスを一本買って、進むことに。スキー場を登り、ロードを下り、鎌ヶ岳に向かいます。一度降ってガーって登るけれど、このあたりはまだ動きやすく、ほどなく鎌ヶ岳に到着。この辺は岡見さんとか江口さんと一緒になりました。ここから最初のエイドの安楽峠までは細かいアプダウンを繰り返しながら標高を下げていきます、標高図でみるとなんとなくだらだら下がっていく感じだけれど、ずっと登りか下りでそれも斜度は全部20%以上と急斜面。下もずるずるで全然スピードが出ない感じです。途中今回3位になった長尾さんとしばらく並走。そこにパイセンも合流。you tuberでもある長尾さんはgo proをもって走っているけれど、鈴鹿は危なくて撮れないとぼやいている。

安楽峠についたのは15時前。やっぱり1時間弱遅れているけれど、それほどどんどん遅れる感じではなくないほっとした。小さなおにぎりとバナナをいただく。ジェルも一ついただき後にした。

鈴鹿の中で、安楽峠から鈴鹿峠の約6kmが最も楽な区間だった。登りはある程度あるものの、下りが比較的走れる区間で感覚的にはあっというまに鈴鹿峠に到着した。鈴鹿峠のエイドはトレイルから少しだけ離れたところに設置されている。カレーがあると勘違いしていたけれど、おにぎりと味噌汁をいただいた。長尾さんは少しゆっくりしてからいきますと。パイセンと一緒になり余野公園を目指す。パイセンとは久しぶりで話が弾んで本当に楽しかった。この区間はひたすら急登、急降下でもっとも時間がかかったパートかもしれない。地面もどろどろで滑る滑る。比較的前の方なのでまだマシだったかもしれないけれど。しばらくして長尾さんがおいついてきてしばらく一緒だったけれど、寒くなってきたので先に行きますと長尾さんは行ってしまった。徐々に闇が迫ってくる。ゆっくり行っているのに、登りがキツくなってくる。まだ40kmも行ってないのに、累積は4000mを超えている。まあゆっくりでも4000も登れば足は疲れるよねってパイセンと慰めあう。西村さんは10時スタートらしい。1時間差なので、鈴鹿の間で抜かれる可能性が高い。後ろからライトが見える。西村さんか?パイセンが下りで遅れ出す。おいついてきたのは植田さんだった。3人で最後の下りを降りて、余野公園に到着した。下のロードがkm6を切っていることにほっとしている自分がいる。気がつけば雨もあがっている。

エイドは室内に用意されていてとても暖かい。デポバッグをもらい、とりあえずレインを脱いでデポにしまった。そして軽量レインをバックパックに入れる。靴下も脱いで泥だらけの足をタオルで拭いて、シューズも履き替えた。ここからはパルサーにする。カレーをもらった。美味しいと思ったけれど、がつがつ食べれなくて、少し食べ切るのに時間がかかった。次々と他の選手がエイドを後にするのに焦る。パイセンも行ってしまった。食事ががつがつ摂れない時はゆっくり行ったほうが良いと今書きながら思っているけれど、その時はすこし焦っていた。順位も17位くらいと思いのほか悪い。驚くべきことに成美さんが総合2位で1時間も前にいると聞かされたこともあるかもしれない。こんな序盤に、1時間も差がつくとは。。。

上は長袖のシャツに着替え、エイドを後にした。ここからはロードが中心の走れるコースになる。しばらくすると、コースを間違えたパイセンと植田さんに出会い、一緒になる。このコースはロストしやすい。複数でいくと安心感がある。植田さんが先頭で快調に走ってくれる。すこしだけペースが早い気もするけれど、それほどきつくはなく一緒に行った。気がつくと、パイセンは離れてしまった。またもうひとり一緒にいた小田さんも少し離れ、植田さんと2人で進むことになった。二人で前を追う感じになって、前にライトが見えると自然にペースアップしてしまう。結構登りがきついと思いながらついていく感じになってしまった。少しずつだけれど、前を捉えて信楽の手前の3回のアップダウンを超えてエイドに到着した。もう23時前で予定より3時間遅れ。なんて無謀な予定を作ったんだろう笑。そういえばエイドの時間もとってなかった。このエイドは親子丼がもらえる。目の前で調理してくれてご飯にかけてくれる。一口目はすごい美味しかったけれど、やはりがつがつは食べれなかった。なんとか完食してジェルをもらってエイドを後にした。

ここからのコースは緩いアップダウンがある走れるコースだった。峠走みたいな感じだが、傾斜も5-6%くらいと緩い。2,3分頑張ると走れなくなって歩くというのを植田さんと繰り返す。植田さんが走ると仕方なくついていく。今から思うと、この部分ちょっと頑張りすぎた。2人でいくと良いこともあるけれど、自分のペースで行けないという悪い部分もある。トレイルにはいり、竹内さんにであう。腰を痛めたということだった。少しして、気分が少し悪くなってきた。このままだったらもたないなあと重い、植田さんにゆっくり行きますと声をかけて別れることにした。霧でわかりにくい山道をゆっくり進む。下に入り、トレイルと川が一緒になって滑りやすいところを通る。めちゃくちゃ危なくてゆっくり進む。いままで忘れていた足の痛みが、ひとりになると感じるようになってきた。下の一歩一歩で痛みが走る。このまま歩いてもゴールまでいけるけれど、すごい足が悪化しそうな気がした。ロードまでおりてくると、ゆっくりきたせいか、気持ち悪さはかなり良くなってしまった。ゆっくり走り、田上枝公園のエイドの明かりを目指す。結論はあっというまに出てしまった。今回はもうやめよう。それが正しいかどうかわからないけれど、その時はすくなくともNegativeな気分だったことは間違いない。エイドに結構元気についたけれど、やめてしまった。ストーブがあり長時間そこで座る。1時間以上経っただろうか。パイセンが現れる。もう全然足が動かないと言いながら彼はゴールだけを見据えている感じだった。握手してありがとうって行って、送り出した。

頑張っている人をみたらだんだん自分がダメに思えてくる。仮眠して、家に帰って、2晩かけて多くのランナーがゴールするのを見るとさらに落ち込んでくる。SNSでみんながゴールを報告している。終わった瞬間はもうマイルはいいかなと思ったけれど、1日たったらまた前を向いている自分がいる。僕のレベルでマイルはちょっとでも頑張ったらダメみたいだ。走りたくないと思ったら歩けば良い。今はそう思えるけれどレース中もそう思えるようにならないと

 

いまいちなレース報告を読んでいただきありがとうございました。

目標の平均心拍は運動強度60%で110にしていた。難しいなあ

93.5km D6083m 田上枝公園で終了DNF

足の痛みはやっぱりひどくなってしまったが、腫れはそれほどひどくはない。やっぱりやめて正解だったのかも。

 

Lake Biwa 100 2022 その0

2017年にUTMB完走していらい、マイルは完走できていない。

2018 UTMF DNF

2019 OSJ ONTAKE DNF https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2019/07/15/182853

2019 か2020 OSJ KOUMI DNF

色々あるけれど、走り込み不足と嘔吐。

 

でも最近は調子良い。と思ったら、信越で痛めた左足が治らない。

エコーでみたら後脛骨筋腱周囲にすごい水が溜まっていた。注射してだいぶマシになったけれど、着地の度に不快な痛みがくる。

今日は月曜日で当直中

あと4日しかない

明日もう一度注射でもするか。

元気だと考えて予定表を作ってみた

最初のペースは5.5分/h(平地で)10km過ぎたら6分ペース、そして夜間は6.5分ペース。

よくわからないけれどこれで作ったら去年の土井さんより早かった。たぶんくだりにもう少し時間がかかるんだろうなあ。

ゴール予定が翌日の12:08になってしまった。27時間8分

足痛くなかったらなあ笑

まあ全歩きでもゴールできそうな気もするけど、心が保つかだなあ

あと4日 あがいてみます。注射したりロキソニン飲んだりして

 

信越五岳トレイルランニングレース2022 最終

翌朝は朝8時頃に宿を出て、朝食を食べに行った。宿の朝食は断った。まあ怖いもの見たさもあったけど。でもそんな時間にやっているのはガストだけだったなあ。

今日は表彰式だ。石川さんの大ファンでもあるTAKEさんが叶えられなかった、石川さんから表彰をうけることができた。感無量です!

レースデータ

モルテン320 x 3  960kcal

モルテン100 x5 500kcal

パワーリキッドジェル113kcal x 4 452kcal

ウイダーinゼリー180kcal x 2 360kcal

シャリ玉2つ 100kcal

ばなな 15切れくらい 5本分か 500kcal 

合計 2872kcal

消費カロリー 6704kcal(心拍数から)

水分7lくらい

今回多めにエネルギーを摂取してみるという目的でやってみたけれど、結果は2位だったから良かったのかもしれない。貯蔵グリコーゲンを1500kcalとして、残り5000kcalの脂肪代謝を除いた約半分は食べれたということになる。もうちょっと少なくても良かったかもしれないけれど、最近のレースでは最もよく食べたレースになった。後半やっぱり、微妙に食べたくなくなってきたのはあったけれど、無理に食べようと思えば食べれる程度だったし、吐き気なども生じなかった。

ペースは後半の瑪瑙山あたりは少し落ち気味だけれど、一番最後はデッドヒートで少し上がっている。

心拍数は最初は137くらいまで上がっていたけれど、後半80kmあたりから低下傾向で平均は122だった。122は僕の心拍数で言うと、71.3%の運動強度(最大心拍155 安静時40)となっているので、まずまずの強度だと思う。

ちなみに奥信濃レースタイムが11時間で平均心拍が124 (73%)だったから、レースタイムは長くなっているものの、まずまず頑張っていたと思う。

 

今回ヴェイパーを履いたせいか、左の足首の後脛骨筋炎になってしまった。もう1週間経つけれど痛くて歩くものやっとという感じだ。やっぱり、信越にヴェイパーはあまりお勧めできない気がする。

 

 

信越五岳トレイルランニングレース2022 その3

緩やかな登りをのぼると笹ヶ峰グリーンハウスだ。ここはペーサーとして出た時の記憶が結構強く残っていて立派なエイドだった気がする。実際大きいエイドで、ナンバーを呼んでドロップバックをすぐに出していただいた。

しょーやんと清家くんがきてくれた。しょーやんは佃さんのペーサーだから、佃さんはどこかで抜いてきたんだなあって思う。ドロップの中に入れておいた、ウイダーインゼリー2個をあっという間に平らげて、ジェルを補給して、水を飲んで、出発。

前はどれくらいって聞くと、出て行ったばかりですよって。岡田さん?って聞くとその通りだった。しょーやんが岡田さんん強いよねって言っている。奥信濃のときよりだいぶ手前で追いつきそうで嬉しい。川崎さんはだいぶ離れてるよねって聞くと、でもこのエイドで10分以上いたよって教えてくれた。みんなにもっと前いけると言われてすぐに出発した。ここも滞在時間は3分。

あれ、遠くに走ってるランナーが見える。岡田さんのような。ここからは牧場の周りを走る。ペーサーで出た時はなんて走りにくいところだろうって思ったけど、今回は割と走りやすかった。あっというまに岡田さんに追いついた。岡田さんは袋にいれたバナナを食べながら、こんな大事な時にハンガーノックになってしまいました。って言っている。ハンガーノックなんて食べれれば治るから、食べながら歩いていたら必ずよくなるよって声をかけて先に進んだ。これで3位になったって勘違いしていて、岡田さんに4位だって教えてもらった。前は下屋さんで、10分くらいって。

とりあえず、抜かすと少し元気がでて、なんとか草地を走り続ける。少し降るとコンクリートの道にでて、階段で上るところがある。階段の終わりかけに下をみると岡田さんが走ってくるのが見えた。あんまり離れていない。もう元気になったかもと焦りながら、少しペースを上げた。ここからの記憶が実はあんまりない。それほどアップダウンなくだらだら進むけど、緩い登りを走るのがきつくなってきていた気がする。残りはあと45kmほどだが、最後の林道は基本下りなので35km走れればなんとかなるって思いながら走った。ちょっと歩きも混じってきたようなきもする。予定通り、ジェルも摂取して、西登山口のエイドに到着した。ここは水だけ補給できる。入れ替えたボトルに入れておいたモルテン320に水をいれて溶かす。前どれくらいですかって聞くと、もうすぐそこだよって言われる。疲れてきたので、登りはゆっくり登って、下りは頑張る作戦で行くことにする。登りをがんばるのが嫌なだけかもしれないが。登ってからは、がれたトレイルか林道か忘れたけど下りを割と調子良く飛ばしていたら、とうとう下家さんにおいついた。ペーサーと一緒に走っている。下りでそのまま抜いて、割と快調に飛ばした。ヴェイパーのおかげかも。大橋林道のエイドにはあっという間に到着した。前はどおですか?って聞くと数分って教えてもらう。これは千載一遇のチャンスかもしれない。

そう思いながら、比較的平坦なトレイルを淡々と進んでいくが、なかなか次の戸隠スキー場には到着しなかった。記憶の中では、なんかロードを渡って、登っていくとついた気がする。同じような場面が何回も出てくるけれど、なかなか到着はしない。かなり疲れてきて、登りはゆるくても歩くことが多くなってきた。今3位だし、もう十分だよと頭が主張する。そうこうするうちに、コンタクトが曇ってきてだんだん見えなくなってきた。汗が目に入りすぎると、なんか白いタンパクみたいなのがコンタクトにつくやつだ。少し暗くなってきて、路面がみにくくなってきてスピードがさらに落ちる。苦しみながらももうすぐエイドですと言われるところまでやってきた。広い広場があって、眼が見えないからどっちにいったら良いかわからない。向こうのほうで人が呼んでくれている気がして進んでいくと、細いトレイルがあって、そこを抜けると戸隠スキー場エイドに到着した。疲れて切って入ったエイドでなんの期待もしていなかったのに、エイドに110kmの選手が。向こうも驚いたような顔をしていたような気がする。ペーサーと一緒で2人はあわてて出て行った。バナナをたべて水を飲んだら終わりで、行こうと思ったけど、眼が見えない。中川さんがいたので、水のボトルをもってもらい、両方のコンタクトを外して、水で洗ってみた。再装着するもあまり変化はなかった。新しいの持って行ってたらよかった。そういえば今書きながらそういう時のためにメガネもってたことを今思い出した。疲れている時は頭もあほになっている。といあえず、中川さんにすごいすごいとおだてられてエイドを後にした。瑪瑙と小さな山を登ったらなんとかなる。もう走りたくないから早く瑪瑙についてほしい。

エイドをでて、それほどたたないうちに、無事に急なトレイルに入った。走らなくても良いから嬉しいけれど、それほど速くは登れない。一応時計で確認すると、1分13mくらいの速度だった。1時間780mで遅いけれど、まあ許容範囲かなと思う。急な階段状のトレイルを登っていくと、休み休み登っているマイルの女子ランナーが。そのままナイスランですって言いながら抜こうとしたら「ぶんごさん?」って言われる。「うん?」誰と思ったら今子さん(今田さん)。「女子トップだよね?」って声をかける。前はすぐそこだよって教えてくれるけど、全然見えない。お互いがんばってって言ってまた前に進む。

一旦ピークに登って、しばらく下り基調で、いよいよ、瑪瑙への登りが始まる。TAKEさんが散々悪態をついていた場所で「ぶんさん頂上はまだですか?」って何回も聞かれたとこやなって思って一人で笑う。だいたい来たこともない山の頂上がどこにあるかなんた知らんわって思ってたなあって。マイルの選手はたまに会うけれど、前を行く丸山さんの影は全く見えない。山頂に近づくと天気が悪くなってきて、雨が降り出した。バラで怪我した手足が急に痛くなる。山頂からはスキー場の下りだった。全然覚えていなかったけれど、眼があまり見えないからあまり速くは降りれなかった。降ってからはゆっくり登りになる。小川があって、ここの水を飲んで、TAKEさんはすごい元気になった。僕もそれにあやかって川の水を飲む。つめたくて生き返る。登りはあと一つ。もう全然走れないので、緩い登りも含めて全部歩いた。下りに入って暗くなってきたので、ヘッドライトを装着する。その時、全然違う方向から降りてくる人と遭遇。ランナーなのか登山の人なのかわからなかったけれど、道を間違えたのかと一瞬焦った。前の選手のことは半分諦めていて、自分のペースで降っていくと、飯綱林道入口のエイドが見えてきた。

エイドには丸山さんが、予想もしていなかったのに追いついてしまった。結構ダメージが大きいですって言われて、ペーサーの山谷さんが、3位でもすごいことなんやでって丸山さんに話している。後ろの差を聞かれる。全然わからないけれど10分くらいはあるんじゃないですかねなんて適当なことを言ってしまう(実際は岡田さんと8分差)。ここは引き離すしかないとバナナを補給して、水を汲んで先にエイドを後にした。あと11kmくだればもう終わりだ!と思っていたが、それは全くの間違いで、今地図をみて、14kmくらいはあることに気づく笑。

エイドを後にして、しばらくは比較的平坦な林道が続いた。ここは良く覚えていて、たまに軽い登りがある。もう走りたくないけれど、頑張って登りもゆっくり進む。たまに後ろをみたけれど、ライトは見えない。真っ暗になってきてライトで見ると、明るい時より地面は見やすくなった。もうすぐ終わりだなあ。こんな大きな大会で準優勝ってすごいなあって思いながら走る。丸山さんはもう追いかけてこないと決めつけていた。家の明かりが見え始めてもう終わりかなって思ったところで、3人くらいのボラの人が立っていてくれて、「あと5kmちょっと、登りもあります」て言われた。え、聞き返したけれどあと5kmちょっとと。衝撃すぎて、「ありがとうございます」っていうのも忘れてしまった。まだ5km以上あるのか。突然、キャタピラの跡がついた超悪路になる。ヴェイパーではとても走れない。ひたすら歩く。悪路もそれほど続くことはなく、スキー場の林道などにつながり、ぼちぼりゆっくり走っていた。そしてトレイルに入る。足首もだんだん痛くなり、暗いので、ゆっくり降りていると、ふと上からくるライトが目に入った。突然髪の毛が逆立つような恐怖が押し寄せる。マイルが追いついてくるはずはない。ライト2個見えた。下屋さんが復活して追いかけてきたのか、それとも丸山さんか。突然脱兎のように下りを駆け降りた。残り距離はまだ3km以上ありそうだ。ほどなく林道に入る。飛ばせるだけ飛ばす。こんなときに林道は上っていく。もう恐怖のあまり必死で林道を走る。こんなところで抜かれるのは絶対いやだ。走っても走っても林道の登りは終わらない。全力を振り絞り登るとまた変な悪路に出た。急な斜面の登りがある。ここはもう走れなくて歩いた。たぶん50mくらいの登りだけど登りきったところで、下からくるライトが見えた。全然離れていない。ここからふかふかのトレイルに入った。ヴェイパーでトレイルを飛ばすのは難しい。もうそんなことは言ってられない。全速力でトレイルを飛ばす。後ろでライトがチカチカしている。はやくゴールについてくれと祈るけれど、トレイルはなかなか終わらない。登りがまだあったら終わりだと思いながら必死で走っていくと、開けたスキー場に出てきて、走りやすい道に変わった。遠くに煌々とライトがついている。これはゴールに違いない。必死で逃げる。途中でゼッケンを確認している人にあった。すごいスピードで通り過ぎたので、ちゃんとゼッケン読めたかなあなんて馬鹿な心配をしてしまう。後ろを確認する。ライトはもう見えない。2位を確信してゴール前に向かう。ちゃんと大槻さんってアナウンスしてくれるかなあって心配している。「大槻文悟さん、ゴールです」よかった、番号わかってくれて。優勝したかのように喜んでゴールした。ゴールでは川崎さんが待っていてくれた。およそ1分して丸山さんがゴールした。あとでSTRAVAのflybyで確認したら、丸山さんとは最後のエイドからゴールまでほとんど同じペースでほとんど差がない状態で来ていたようだった。

パタゴニア公式写真から 左から 丸山さん、川崎さん、そして私

 

岡田さんが4位でゴールして下家さんは5位でゴール。ゴールでマイル9位の阪本さんにも出会う。消耗が激しく、バスで寄ったコンビニでカップ麺のうどんをひとつ食べて、お茶をのんで宿で休んだ。身体中痛くて、疲れていて何回も眼が覚めた。

 

最終に続く

https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/09/27/211553

 

信越五岳トレイルランニングレース2022 その2

当日朝4:00起床。眠たい。着替えて、コンタクトして、日焼け止め塗って、皮膚ずれ防止クリーム塗って、焼きサバを食べた。

車でスタート地点に向かう。ちょっと離れた駐車場に誘導された。外は全く寒くなく、どちらかといえば温かい。今日は暑くなりそうだ。

夜が明けてきて、台風もまだ大丈夫そうだ。

吉岡さん

岡田さんや下屋さん

さあいよいよスタート。

最初が平坦なせいか、奥信濃の時よりもみんながすごいペースで突っ込んでいく。しばらく緩いスキー場の登りが続く。

この最初の小さな登りだけど、かなりみんな速い。だいたい30-40番くらいに落ちて、吉岡さんと同じくらいのペースになった。みんな速すぎるよねっとか喋りながら行くけど、そう言っている吉岡さんがどんどん前に行ってしまう。一旦降って、スタート地点の近くに戻り、みんなの声援を受けた後は、またもう一度登りがある。登り切ると、しばらく林道の下があって、あまりアップダウンのない道を進んでいく。10kmも走ると、だらだらとした林道の登りが始まる。ヴェイパー履いているくせに、あまり登りは速くはしれない。実際タイムも結構かかっている。これは隠岐島でも思ったことだけど、最近のヴェイパーは合ってないのかも。。

そんなことを考えながらも脈拍が高くならないように注意しながらだらだらとのぼると最初の給水エイドに到着。ここからトレイルに入る。ヴェイパーはトレイルも登りにくい。歩きだけど、力が抜けていく感じ。とはいえ、たまに前を拾いながら斑尾山の山頂に到着した。今日初めてのトレイルのくだり。ヴェイパーで降りれるか心配したけど、まあゆっくりなら大丈夫だった。すこしゆっくりなので後ろから抜かれることもある。長いスキー場の下を降りていくと、バンフに到着した。エイドは結構人がわさわさいる。ばなな3切れ食べて、水を補給して出ていく。ここで21位。まあこんなもんだと思う。7時13分に到着予定にしていたが、実際は7時33分。まあ時計も見てなかったので、タイムは全然気にしていなかった。

ペーサーとして出ていた成美さん撮影

エイドを出て、しばらくだらだら進むとトレイルの登りがちょこちょこ出てくる。泥だらけのところがあり、ヴェイパーは滑りまくりだった。あまり覚えていないけれど、たまに落ちてくるランナーを拾いながら、この辺りは、トレイルでも軽く走っていたような気がする。確か、しばらく行ったら、熊坂まで長いくだりがあるはずだけど、なかなか登りは終わらなかった。登りがおわり、林道に入る。たぶんその入り口が兼俣林道入口だけど、そこでタイムが測定されていた。いつのまにか9位にまで上がっている。そんなに抜いた記憶はないけれど。。

目標の10位は突破してしまった。落ちないように走れば10位以内かと思うと、早々に嬉しくなった。バンフで溶かしたモルテンの320はしばらくすると早々になくなった。なかなか暑い。このくだりは飛ばしたらダメだとチャンプ(西村さん)からきつく言われていた。ヴェイパーでも4分半までと。言いつけを守って、ちんたらと降る。すごいスピード出ますよって聞いていたけど、それほどスピードも出ずに、熊坂に到着した。予定では9時28分到着だったが、実際は9時15分。急に予定より早い。今回は予定タイムがいまいち無茶苦茶かも。。熊坂では火曜練習会の中川さんがサポートに来ていて、応援してもらった。またバナナを3つ食べて、ここからは、みんなに暑くて単調で、ずっと上ると教えられたところだ。

どれだけ暑くて単調でしんどいのかなと思ったけど、特に登りがきついわけでもなく、暑いけれど、まあ川沿いで個人的には楽しく登って行った。途中で非公式エイドがあったけどよることはなかった。途中コンクリートの緩い登りがあって、泥水で濡れていたところで、つるって滑った。で、つっこんだところがとげとげのバラみたいな植物がいっぱい生えていて、足から手まで傷だらけになった。痛いし血も出るし腹たつし。。。気を取り直してしばらくいくと、マイルと合流。ちょっといくと、掛水をしてくれている人がいて、めちゃくちゃ気持ちよかった。そしてこの水飲めますよと言われてたのでもらうと、とんでもなく美味しい。山から引いている水とのこと。ちょっと生き返って、しばらく進むと、トレイルに入って急に傾斜が急になった。ここは走らなくても良いよねとか思いながら、だらだら進んでいく。そろそろ黒姫つかないかなあとか思ってたら、急にエイドに到着した。ここは、マイルのペーサーがつくところで、ここからは一度走っている。残り60kmくらいだ。エイドにはチャンプがいてこのエイドに5-7位までいるよって教えてくれた。7位に上がっていた。どっかで抜いたかな?

予定より20分ほど速く到着している。ここはシャリ玉があるので食べたけど、ちょっとお米がかたくて食べにくかった。バナナもいただき、水をのんで、補給してすぐ出ていく。3分で出たので、一気に2人抜いて5位になった。奥信濃の時より順調に順位が上がっていく。チャンプに、スキー場は全部歩いて、そこからの林道は全部走ってくださいと言われる。了解だ!

スキー場の登りは走ろうと思えば走れるくらいの斜度だけど、歩いていよいって言われたので、全歩き。楽ちんで楽しい。すぐ後ろからだれかついてきた。ここは余裕かましておこうと思って、携帯を取り出して写真をとる。実際綺麗だった。

林道に入るととりあえずゆっくり走る。絶対歩かない。マイルの人が結構歩いているので、それを目標にして、ずっと走った。後ろからついてきていた110kmの選手もいつのまにかいなくなった。たぶん5,6kmくらいの林道登りだけど、結構斜度もきつくてだんだん疲れてくる。すると前方にマイルの女子選手が。石田夫妻発見。旦那さんがペーサーで頑張ってる。今女子7位らしい。頑張って!

このまま長い長い林道をなんとか登りきると、しばらく林道で降り、トレイルの下りに入った。少しテクニカルな下りで、そういえばこんなところ通ったなあって思い出した。滑らないように慎重に降りていくと、今度は水力発電のパイプの急登を上る。マイルの人は少しずつ抜いていくけど、110のひとは全然あわない。前は岡田さんと下屋さんと、川崎さんと、あと誰かだな。急登を登り切るとキャンプ場みたいなところを緩やかに登って行って、笹ヶ峰グリーンハウスについた。ここで60km。それなりに疲れてきた。

 

その3に続く。

https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/09/23/154559

 

信越五岳トレイルランニングレース 2022 その1

110km出てきました!コロナの時にマイルで出ようと申し込んでいたので優先エントリーできたのだけど、100km以上のレースを完走していなくて今回マイルの出場権がなくての出場です。

https://sfmt100.com/

なんと準優勝でした。

今シーズンに入ってから割と調子が良いのですが、なんでなのかがよくわからないんですよ。

月間走行距離はなんとか300kmは超えてるけど、普段のロードのペースはせいぜい4分後半くらいだし、ちょっときついことしたらすぐ脚がむくむし、常に脚が重い感じ。

3月の新城ダブル 10時間3分 6位 (15分ロスト)

4月チャレンジダイトレ 3時間49分(ロスト7分) 壮年の部優勝(総合3位)

この辺でちょっと調子良いなあって思ってたりはしました。

5月 ふどうの森ダブル 準優勝

6月 Nagi Peaks 32km 優勝 

https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/06/14/183109

6月 奥信濃100km 5位

https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/06/15/185545

6月 隠岐島100km 3位

 https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/06/18/211528  

成績はなんか凄いのですが、どうしても実感はわきません。

7月はさぼって

8月 ジオパークトレイル60km 準優勝

そして今回信越五岳です。

9月 信越五岳トレイル110km 準優勝

もし10位以内に入ったら、やっぱり強くなったて思っても良いよね!とか自分で思ってましたが、準優勝した今でも、なんか実感がわかない。今フルマラソン走っても2時間50分くらいじゃないかと思うんですよね。。。なんでトレイル速くなったんやろ。。。

 

ともかく、レース前日の話から書きます。

9時頃車で家を出たのに、事故渋滞と工事渋滞に巻き込まれ、会場のレストランハイムに着いたのは受付締め切りの16:30でした。

受付にはまさかのチャンプ 西村さんが。UTMB明けで足の調子が悪くDNSとのこと。「ラッキー、チャンプいなかったら優勝できるかも」って軽口をたたくと、チャンプに、「川崎さんいるからね、僕が万全でもなかなか勝てないよ」ってまともに諭されました笑。まあでも目標は10位以内で表彰台にあがる。受付が終わって、もうすぐマイルがスタートで良い雰囲気。

100km女子で総合表彰に登った畝さん

100マイル準優勝の竹村さん。

しょーやんは佃さんのペーサー。

ほかにも清家さんや、吉岡さん、マイルの河内さんとかいろんな人に会えました。

宿はホテルエルディア

まあ部屋がある程度かびくさいのは我慢しても、食事が結構すごかったです。ホームページに載っている食事とは似ても似つかない内容で。。。どうしても食べられずに、外食に行きました。

 

その前に、信越はレースは初めてなんだけど、ペーサーで後半走ったことがあるんですよね。https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2019/09/17/213916

割と走れるイメージだったから、トレイルシューズでなくて、Nikeのヴェイパーフライにしようかと。でも心配だったので、ゲレンデを少し走りに行きました。

とりあえず、草地はなんとかなりそう。宿に帰ってきたら、奥信濃で知り合った、強敵の岡田裕也さんに会いました。明日ヴェイパーで行くね!っていったら、「え!」っと絶句されて「狙ってますね」と。まあどうなるか楽しみでした。

今回は補給をいつもよりしっかりとる作戦でこんな予定にしてました

M320はモルテン320kcal

Mはモルテンのジェル100kcal

Pはチャレンジャーパワーリキッドジェル(モルテンだけだと高いので)

三角の緑はエイドで100kcalくらい食べる予定のマーク。だいたい30分に一度くらい食べる予定です。持参のジェルなどで2060kcal エイド7ヶ所で700kcal 摂る予定。

タイムは、平地換算で最初の10kmまではkm4分半、その後はゴールまでkm5分ペースで計算したもので、奥信濃の時のペースだとだいたい同じくらいにしました。これでいくと、12時間45分くらいで、過去のリザルトからみると5位くらいにはなれる予定です。

なんかこの図見てると、キツいのは斑尾山と瑪瑙山くらいに見えるんですよね笑

だまされました。

その2に続く

https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/09/22/210821

 

 

 

 

隠岐島ウルトラマラソン100km その2

bungo1103.hatenablog.com

受付をして、Miyabiさんに宿泊。

豪華な夕食を神庭先生と堪能して9時半頃に就寝。

そして3:30に起床。

朝ご飯まで出していただける。着替えて、スタート地点までMiyabiさんが送迎までしてくれた。いたせりつくせり。

紹介される有力ランナー(嘘)

みんなで記念写真

左から 岡山の松原さん、そして吉田さん、私、神庭先生、松尾さん、上岡さん

とりあえず、スポーツ羊羹1本摂取してスタートを待つ。

昨日、途中まで吉田さんとトップを争う夢を見たなあ。

はい、スタート。

吉田さんのフォームめっちゃ綺麗で、接地時間短かー。絶対km4切ってるし。。。あっというまに見えなくなりました。僕はおニューのVapor fly。なんか昔のと違って弾まない気がするのはきのせいか?

平地の心拍は130までの予定。坂は135まで。なんか全然スピード出ない。やはりつかれてるのか。登りがきつくて、ずこずこ抜かれる。下はしかたなくスピードを上げて抜く感じ。そんなことしていると、登りで颯爽と抜いていくHasetsneシャツのランナーが。お、大河原さんだ。下で追いつき話かける。コロナになってから練習あまりできていないとのこと。

とにかく前半は、登りになると止まりそうな速度になって、2倍以上の速さで追い抜かれるのと、下になってしかたなく飛ばすという繰り返し。若そうなゼッケン1001番のランナーが坂道になるとすごい勢いで抜かしていく。すごいゼッケンですねと話しかけると、1番に申し込んだんですよって言われた。きっと年齢順なんやけどなって思いながら、そうなんかなあと聞き流す。ひたすら我慢をしていると30kmくらいするとみんなの登りが少しゆっくりになって、登りでもあまり離されなくなってきた。このあたりで4,5番手あたり。

40kくらいになると、風が強くなる。時折吹く暴風で動けなくなったりする。

フルの通過は3時間20分くらい。そして48kmには大きなエイドとデポを置けるところがある。エイドの入り口に小さな坂があるのだけれどかなり急坂できつい。坂をくだりエイドに入る。デポに入れておいた「おいエナ」とマグオン1個、スポーツ羊羹4本をしまう。割と疲れている。両鼠径部も痛い。飛ばしすぎたんやろうか。脈拍はたいしたことないのに。。。ちょっとだけやめようかと思うけれど、流石にそこまでは真剣に思わなかった。

エイドを抜けてしばらくいくと100mくらいの登りがあって、選手とすれ違えるところがある。およそ1km離れていることになるけれど1001番のランナーは発見。あとはわからなかった。とにかく走っていると少しずつ2,3位が見えてきた。多分65kmくらいのエイド。3位は上岡さんでエイド周囲の写真を撮っている。うわー余裕そうや。こっちは全くその元気はない。

二人ともエイドに長居しているから、近くまでは追いつくけれど、エイドをでるとまた離れていく。そうこうしているうちに、2位のひとは結構な速でで見えなくなり、上岡さんにエイドで追いついた。「追いつかれちゃいました」ていわれたけど、こちもへとへとだった。松原くんは元気そうでしたよって教えてもらった。ということは僕と700mくらいしか離れていないことになる。いよいよ66kmくらいから始まる急登3本。特に一本目がきつい。ロードレースではありえないことに歩いてしまう。もう全然足が動かない。下も速度はどんどんおちる。上岡さんよりは前に出たけれど、しばらくの間、2人の距離はほとんど離れることなく進んでいった。2本目の坂を登ったところくらいで、このままでは9時間も切れないような気がしてきた。ちょっと頑張るのをやめて、ゆっくりジョギングしようと考え直して、補給をとって、しばらくジョギングで行くことにした。たぶんそれほどペースは落ちていないけれど、リズムが戻って、そこまでつらくはなくなって、たんたんと進めるようになってきた。3本目の登りをクリアすれば、しばらく平坦なロードが続く。

海沿いのコースになり、直射日光が降り注ぎ、体感は暑いけれど、エイドで水をかぶりながら走る。87kmくらいのところに軽い登りがあって、トンネルで超える。トンネルを抜けてふと後ろをみるとトンネルの中で走っている人がいるように見える。うん、見間違いか?また振り返る。やっぱりいるような気がする。今総合3位だ。まだ13kmもある。これはかなりきつい。見間違いであってほしい。自然に少しペースがあがり、87-90kmの登りも頑張って全部走る。エイドの時間も短くする。そしていよいよ空港への登り。

まだ10kもある。最初はゆっくりの登りが続く。もう20回くらい後ろをみただろうか。視界の範囲では見えない。少しずつ標高をあげて、空港の下をくぐるトンネルまでやってきた。あと6kmくらいだろうか。トンネルをぬけてしばらくして振り向くと、やはりトンネルのなかに人がいる。距離およそ400m。がんばって走ってきたためか、登りでは本当に足が動かない。とまた振り返る。オレンジ色のユニ。

やっぱり松原くんだ。絶対早い。空港のこのコースは登りが3箇所ある。くだりに入るとそれほど差がちちまらないことに気づく。そして本当に最後の登り。これがきつい。歩いてしまう。松原くんとの距離は2,300mしかない。歩いているのは向こうから見える。しかたなく少しでも走る。なんとか頂上に達した。もう脚は棒みたいになって人の脚みたいになっている。とにかくここから下はぶっ飛ばさないといけない。残り4km、必死で逃げる、下にはいるとなんとなく少し差がついたようにも思えた。残り2km橋をわたり、松原くんは視界から消えた。朝とおったトンネルをもう一度とおり、いよいよゴールへと向かう坂道へ。まあこれがきつい。歩く速度みたいな速度で走り続け、笑顔でゴール。総合3位。年代別でも3位

13kmのデッドヒートはきつすぎた。

 

左から4位の松原さん、優勝7時間40分の吉田さん、わたし、そして5位で上岡さん

着替えるだけ着替えて、すぐにフェリー。最終フェリー間に合いました。疲れきっている。

これどおみてもたいしたことないでしょう。フラットコース

でも実際はこれ(距離はトンネルでのGPSエラーで長くでてます)

累積1784m

補給 スポーツ羊羹8本 マグオン1個 おいエナ1個 エイドのジェル 1500kcakくらいか

心拍はさがりぎみだけどまあまあ最後まで耐えた感じ。

やっぱり8時間きるのは難しいんやなあ。。。

Nagi peaks → 奥信濃100 → 隠岐島100の3週連続やっとおわりました。次は信越かな

隠岐島ウルトラマラソン100km その1

レインボージェットで隠岐島

待ってる時に後ろから丹波ウルトラやばかったよなって聴こえてくる。誰やろと思ったら松原さん 去年奧信濃7位 Nagi long優勝など上位入賞多数

宿に着いたら岡山の吉田さん 先日のエビス大黒優勝 村岡ダブル3連覇

隠岐島2連覇の大河原さん

強敵多数

9時間切らないと帰りのフェリーに乗れない

頑張らないと

その2に続く

隠岐島ウルトラマラソン100km その2 - 遙かなるUTMB

奥信濃100 (2022) その3

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糠塚のエイド❶を出ると、しばらくロードの登りになる。少し前にいることがわかっているから、結構な登りだけれど、小走りで頑張る。ロードから林道の登りに入って、前の方に一人発見。歩いている。頻繁に後ろを見られて逃げられるけれど、どんどん距離は縮まってきた。そしてもう一人もすぐ近くに発見。かなりきついけれど、走り続け、横に並ぶ。「凄い追い上げですね!」と声をかけられたのは、岡田さん。とりあえず先に出て、もう一人を追う。横に並ぶと、ゼッケンをまじまじと見られて、いきなり「何歳ですか」って聞かれる。「49ですけど?」「えー凄いですね。後ろの人も49って言ってましたよ」「僕20代なんで年代別入りたいんですよ」「えー総合ねられるよ」なんて会話をしながら登りはついてこられる。❷のところで登りも終わり、下に入る。20代の中才さんは、トレイルレース2回目ですとか言っている。富山県の山岳警備隊らしい。ハーフは65らしい。下が走れないとしきりに言われて、そりゃ2回目のトレイルでそんな走れたら困るわと思いながら、ここぞとばかりに下を飛ばす。登りを頑張ったからかそれほど下も飛ばせなかった。長い長い林道を抜けると、町におりてきて、エイドの雰囲気。川沿いを降って橋を渡って、少し行ったところにエイドがあった(❸)。あー箸を忘れた。お蕎麦エイドなのに。

幸いにもお蕎麦は紙コップに入っていて、一気に食べられるのでお箸なしでも大丈夫だった。食べていたらあっというまに岡田さんが到着。うかうかしていられないので、水だけもらって出発した。ここから長い400mの登り。終盤に来て、結構つらいパートだ。しばらくロードを走ると、林道に入った。しばらくはゆっくり走っていたけれど、次第に走れずに歩いてしまう。なんとなくハンガーノックであることは体感できた。ジェルは切れてしまいっている。モルテン320を持っていたから、水に溶かせば良いのだけれど、面倒臭くてそれもできないくらいに疲れ切っていたのかもしれない。結局、ひたすら我慢して前に進む。10m走って30m歩くみたいなのを繰り返すが、登りが緩くて走れないことがつらい。今は❹のあたりだ。急な坂道になると、歩くことに罪悪感がなくなる。後ろばかり気になる。こんなペースじゃ追い付かれる。ここでがんばらなかったらいつ頑張るんだ!って自分に言いきます。声に出しても行ってみる。人に聞かれると恥ずかしいから周りに人がいないことを確認してだけれど。しばらくすると、けやきの森へ向かう林道に合流し、向こうから走ってくる選手と向かい合わせになる。ナイスランとか声をかけてもらうから走るしかない。女子2位の選手も通過。ということは成美さんはもうエイドかもしれない。このままだと追い付かれる可能性もある。もう必死で搾り出して、ゆっくり走り続け、やっと下にはいった。あとはエイドまでくだり。ほっとする。きつい。

きつさで顔が歪む笑   山田陽介さん撮影

 

エイドでバナナを貪り食った。このうえなく美味しい。3つくらいもらってエイドを後にする。岡田さんがやってきた。近い。バナナをたべてかなり元気になった。あと5km。ロードを降りトレイルに入る。トレイルの入り口でランナーに追いつく。お、っと思ったけれど50kmの5位の選手だった。むこうも少しびびっている。100kmですよねとか言われて、一緒に走っていく。ひたすら頑張って走ってようやく最後のスキー場の登りにやってきた。登りは流石にあまり走れない。50km 5位の選手に抜かれてふと後を振りかえると、もう一人すぐ後ろに見える。え、岡田さん???なんかユニが違うように見えるけれど、誰かわからないけれど、ここで抜かされるのは嫌だ。必死で逃げて後ろをみるとあっというまに近づいてくる。もうどう考えても無理で追いつかれてしまった。50kmですと言われて凄い安心する。50kmの5位6位争いが凄い。もう後ろには誰もいない。あと50mは歩いてゴールした。大きな大会で5位入賞は本当に嬉しい。

岡田さんと

成美さん 女子優勝おめでとう!

ぶよに刺されまくった。。。

補給 Maurten 320 4つ 1280kcal

ジェル 4つ 480kcal

スポーツ羊羹 4つ 480kcal

スポーツドリンク、おそばなど

記録11時間4分59秒 5位

今回2位の八嶋さんまでとは途中9分差までつまったりもしたけれど、優勝の小原さんには全てのエイド間で少しずつ離されて、最終的に33分もの差をつけられた。もう十分だけどそこが課題。

 

奥信濃100 (2022) その2

その1から

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27kmでスタートまで戻りロキソニンを飲んで再出発。荷物を入れていたら、成美さんや中川さんに追いつかれて、また同じようなペースでスキー場を下っていきます。早くロキソニン効けと願いながら。しばらくフラットなトレイルを抜けて、❷のところから今日初めてのトレイル。一旦トレイルを下るとロードに出て、そこからはロードの登りが続き、A2エイドの糠塚に到着。奥宮さんと成美さんとほぼ同じ到着になりました。ここでジェルを1個だけ摂取(エイドのパワージェル)してスタート。時刻は8:30で設定より16分早い。この予定時間の図は携帯の待ち受けに入れていたのですが、上にメールとかのお知らせが被ってきて全然見えず、結局ゴールまで使わなかったので、予定より早いのか遅いのかわからずじまい。

❶のエイドを出ると、しばらくロードの登りがあって、そのあと林道の登りがはじまります。ペースは成美さんのペースときっちりはまって並走で、その後から奥宮さんが来る感じ。奥宮さんに、この後のルートについて少し教えていただきました(走れないよと)。林道が終わりに近づき、トレイルになり歩き始めてふと気がつくと成美さんが後ろの方に。どうも給水でむせていたらしい。そしてしばらくトレイルをいくと、最初の渡渉ポイント。激流にロープ1本。案内のボラの人がいてくれて、なんか楽しくなって、ニヤニヤしながら川を渡りました。やめちゃくちゃ水は冷たいし、高社山でどろどろになった手を洗って、ついでに川の水も飲んで。うわーうまい。楽しんでいたら後ろから奥宮さんに追いつかれたので、川を出ました。少し引き離したくて、そこからは走れるところはゆっくり走る戦法に。川沿いの走りにくいところや笹の刈り残しなど、それほど走れませんが、それなりにしっかりペースで登っていきます。途中、どろどろのコースで登りにくかったり、何回も川を渡ったりを繰り返していくとボラの人に会い、「あと600m」で登り終了ですと言われました。しばらくがんばると林道に(❸)そしてもうしばらくいくとまたトレイルに案内されました。ここからしばらく登りですと声をかけていただきました。カヤの平の緩やかな登りのトレイルが続くのですが、完全に一人旅で、結構足に疲れがきていて、あまり走りたくない感じがすでに出てきています。あれ、がんばりすぎたかなあ。ちょっと後悔。結構ゆるい登りでも少し歩いたりしてなんとか頂上に到着。頂上くらいにエイドがあったなあと思って、なんとなく地図をみるとエイドはまだ8kmくらい離れている。下りだけどかなり遠いなあと少し憂鬱に。❹から小さなアップダウンのトレイルを進みながら、基本は下り基調。脚も少し動くようになって(惰性で降りているだけ)そのあと林道に出ました。緩やかなくだりの林道が延々と続きます。結構前が見える区間でも全然前が見えないし。それなりのペースでかなり走ると、なんかキャンプ場みたいな雰囲気に。とうとうエイドがあると喜んでいると本当にエイドがありました。

ここで京都の荘司さんがボラでいてくれてました。「結構しんどいです」と弱音を吐くと、まだ半分も来てないですよと言われてしまいました。エイドでジェルを2個もらって、水分補給をしてやっと半分終了です。ちなみに到着は10:42で18分予定より早くついていました。順位は10番くらいと言われました。今回滋賀の吉岡さんに、ふどうの森で会った時に、今なら奥信濃トップ10に入れますよって言われたのをいいことに、一応10番以内を目標にしていたので、もうちょっと頑張らないとなって思いながらの出発です。

公式の写真から(藤巻さん)

さあ綺麗なトレイルという噂のカヤの平のトレイルに入りました。前とは3分くらいで2人いますって教えてもらいますが、足がやっぱりつかれていて、ゆるやかな登りのトレイルもまんまり走る気がしなくなってきました。まあでも最初ののぼりはそれほど長くなく、すぐにくだり基調のトレイルに。そういえば足の痛みはロキソニンが効いて全くありません。ロキソニン恐るべし。下りに入って一定のペースで降りていき、確かそのあと結構な登りかえしがあるはず。どんどん下っていくと❷のあたりで一旦ロードにでて、すぐトレイルに案内されました。ここから登り。まずまず急で走れないこともないけれど、疲れているのでだいたい歩きです。なんとなく前とは離れていきそうな予感。結構長いこと歩いてやっと❶のエイドに戻ってこれました。11:55で予定より8分遅れ。やっぱり少し疲れてたんでしょうね。エイドでは前は5分くらいと聞かされました。なかなか追いつかない。でも3位まで10分以内と。えー結構すごい位置にいるなあって思いながらエイドを後に。前は5分って言われていたのに、すぐ前に一人選手が。挨拶して先に行かせていただき、お、1桁に入ったって喜びながら林道の下りに入っていきました。しばらくいくと、❸のところで、多くのランナーと一瞬すれ違います。こっちは下でスピードを出しているので、「おーすごい」とか「かっこいい」って言われておもわずさらにスピードを上げちゃいました。すぐにあほなことしたらダメだと少しスピードを下げて、たんたんと林道を降りることに。この林道、本当に長くて、走っても走っても下につかないし、だれにも会いません。かなり下ると、ゲートがあってボラの人が。前はどれくらいですかっと聞くと、3分くらいですかねとまた言われました。全然追いつかないなあと思いながらも、頑張って下っていくと、❹のところで林道を外れてトレイルに案内され、川を渡ることに。ここはかなり幅の広いところでダムみたいに大きな石が積んであり、その石を渡る感じ。ちらっと前が見える。うれしくなるも、ゆっくり渡り、途中で川の水を汲んでまた飲む。渡るとまた林道の下り。少しずつ前が大きくなり、降り切って一旦ロードに出て、小さな林道の登りに入ったところで、先に行かせてもらいました。小川荘太さん。まあ小川さんをぬけるなんて一生に1度くらいかも。また下り基調でしばらくいくと❺のところでロードにでました。朝通ったロードだけれど、そんなことは覚えていません。もうすぐエイド。エイドの手前で、出ていく選手を二人発見。かなり追い上げてるし、脚も軽くなって良い感じ。エイドには13:03に到着。予定より15分早くなりました。エイドで水を補給し、ジェルを1個もらってさあ前を追いかける元気も万全な感じです。

その3へ

奥信濃100 (2022) その3 - 遙かなるUTMB

奥信濃100 (2022) その1

信濃100走ってきました!

okushinano100.com

Nagi peaks(Nagi Peaks Tough Trail Challenge(那岐ピークスタフトレイルチャレンジ) - 遙かなるUTMB)

が終わって、さらに左足が痛くなり、知り合いの先生に衝撃波治療をしてもらいました。

なんで奥信濃100に出ることになったかというと、

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2019年のFairy trailで完敗した女子優勝の板垣成美さんと話していた時に、「もう勝たれへんわ」と言ったところ、「じゃあ勝負しましょうか」ということで、成美さんがでる奥信濃100に申し込むことにしたのでした。

 

木曜日くらいにやっとNagiの筋肉痛が取れてきてなんとか間に合うかどうかみたいな感じで金曜日の朝に出発。サンダーバード、新幹線、レンタカーと乗り継ぎ飯山駅から20分くらいの木島平スキー場の到着です。

お店もいっぱい出てるし、

素敵なスタートとゴールゲート。いきなりこのスキー場登るんかと思うとすこし憂鬱。

ライトと、レインのチェックがあって、受付をしてホテルへ。今回は宿泊とるのが遅くて、北志賀のゆうリゾートさんにとまりました。ちょっと高いですが、レンタカーでいくと1日5000割引がありました。今回、いつも履いていたパルサーのラグも無くなってきたので、新しいパルサーSGを頼んでいたのですが、ギリギリ間に合って宿泊先に送ってもらいました。で、どきどきして履いてみると、左足がめちゃくちゃ痛い。履いているだけで痛くてとても走ることなんてできないです。うわー一気にテンションダダ下がりです。とりあえず、持ってきていたセンスプロを履いて、目の前のスキー場を少し走ってみました。身体は重く、1km130mほどの登りが10分もかかる始末、さらに息も上がってるし。

景色は綺麗なんですけどね。なんかもう、シューズのこともあって、すっかり打ちのめされた気分でホテルに帰りました。どきどきしていたのに、スタート前からドヨーンとしていて、こんなんじゃ絶対成美さんに勝たれへんわって感じでした。

 

夕食は焼きサバ寿司とコンビニのサラダとお味噌汁です。素晴らしい温泉に入って、8時頃には就寝。いつもはどきどきして眠れいないのに、やる気を失ってどきどきもなくなりかなり良く眠れました。朝は3時45分に起床。まず焼き鯖寿司をまた食べて、お味噌汁を飲んで、レースのウエアに着替えて、車に乗り込みました。出発してしばらくして、27kmのドロップに置く荷物を忘れてきたことに気がつきました。また車で引き返して、荷物を取って、到着するともう駐車場はいっぱいで、スタートから800mくらい離れたところに案内されました。使い古しのパルサーをはくと、やっぱり足が痛い。全然足治ってないし。センスプロにするか悩んだ末、痛いだけやしとパルサーを履くことにしました。スタート地点まで急がないともう4:45です(5時スタート)。焦りながらスタート5分前に到着して、ドロップを置いてスタート地点につくと、成美さんを発見。京都の穂高さんにも会いました。前の方は、有名な招待選手がずらり。もうなるようにしかならないなあと思いながら、あっというまにスタートです。

一応、レース前に予定たててみたんですよね。最初の8kmまではkm4.5のペースでそのあとはkm5のペースでって(平地換算で)。そうしたらこんなタイムスケジュールになったんですよね。100kmD4200mで11時間19分って速すぎやろうって思いながら、成美さんに勝つにはこれくらいかなあと思ってたわけです。補給は前半はモルテンを水に溶かして使い、後半は主にジェルを使おうかなと思ってました。

スタートすると、すごい勢いで先頭は出ていくのかなあと思っていたのですが、思いのほか速くなく、当然すこしずつ離れていくわけですけど、ゆるやかなスタートで安心しました。成美さんと、おもったよりすごいスタートじゃないねとか話しながらスタート。

最初はゲレンデを登り、すぐに降ってジャンプ台、しばらく水平なトレイルを抜けて❷で一度急な登りがあって、その後少しずつ高度を上げながら高社山に向かいます。下りにはいると足が痛くてゆっくりになって成美さんは少しずつ離れていってしまいました。無理に追いかける気にもならずそのまま自重。途中で大阪の中川さんに話しかけられしばらく一緒のペースになりました。❸くらいから登りはきつくなり、高社山に登る前にスキー場の横のロードの登りがあるのですが、20%くらいのすごい斜度。上には女性ランナーが一人。そしてさらに上の方に、走っている成美さんを発見。この斜度で走るのかとちょっと衝撃をうける。もちろん全歩きで、少しずつ前を拾っていく。だいたい30番くらいかなあ。ロードが終わり、いよいよ本格的にトレイルに入り、少しずつ前を抜きながら登っていくと、成美さんが近づいてきてちょっとほっとしました。そして山頂の手前でおいついてしばらく一緒のペースに。❹の山頂からの下りは結構つるつるでラグのないパルサーは全然ブレーキが効かなく、一度急なコースを滑落。どろだらけになりながら、痛いのを堪えて降りていく。このあたり成美さん、中川さんともう一人と4人くらいで進んでいってましたが、降って❺のあたりの林道になったころから僕と成美さんが前に出る展開に。そして第一エイド(19km)。到着は7:18でまったく計画どおり。なんかすごいけれど、こんなんで最後まで持つのかなあと漠然とした不安に襲われました。成美さんはエイドにもよらずにそのまま走り去っていき、僕はモルテンを水に溶かしてエイドを出ます。しばらくいくと成美さんにおいつき、なぜかわからないけれど僕が前にでて一人旅。そしてしばらく走ると、前に一人のランナーが。次のエイドで気づきましたが、奥宮さんでした。ちょうと同じくらいのペースで出発したスキー場に戻ってきて、デポに入れておいたジェルやモルテンをザックにしまい、足があまりにも痛いので、ロキソニンを飲むことを決意。実はレースでロキソニンを飲むのは初めてなのですが、もう仕方ないです。そして予想外の11位でスタート地点を通過。いよいよ、カヤの平への長い登りへと向かいます。

その2に続く

奥信濃100 (2022) その2 - 遙かなるUTMB

Nagi Peaks Tough Trail Challenge(那岐ピークスタフトレイルチャレンジ)

皆様お久しぶりです。2年ぶりでしょうか。細々と走ってましたが、昨年はOSJ新城ダブルで関門にも引っかかるほどになってました。こんなことではダメだなと今年から頑張って走り始めて、今年の新城ダブルでは無事に完走し、調子が上がっているのを実感しました。そしてふどうの森ダブル44kmでなんと準優勝。そして、はじめてのNagi peaks

nagipeaks.com

に参加してきました。ふどうの森で調子良かったのですが、そこで左足の内側を痛めてしまい、1週間前に山に行った時も下りが痛くてあまり走れないのが心配です。

実は長い57kmと約半分の32kmがあるのですが、翌週に奥信濃100kmを控えているので、32kmにエントリーしました。それと、京都から当日行ける時間ていうのも32kmを選んだ理由ですね。当日は7時半まで受付していますので、京都を4時半頃出れば間に合います。新名神から中国道ですね。

駐車場も広くてスタート会場もとっても気持ち良いところです。

スタートは8時少しずつ選手が集まってきました。

コースはこんな感じで、最初が3km程度、最後が5km程度のロードがあります。

標高図はこんな感じ。

32kmでロードを抜いた24kmで累積が2200mもあります。

レースは出だしは緩いロードの登りが続きます。最初はみんな牽制してゆっくりでしたが、急に一人のランナーが飛び出して、それにつられて急にペースはあがり、どんどん先頭とは離れていくいつもの展開。コースディレクターの奥宮さんも最初は一緒に走っておられます。途中で大体12番くらいと順位を確認したところでトレイルに入りました。入り口では奥宮さんからエールをもらいます。トレイルはそれなりに走れないこともないのですが、階段もあり微妙な斜度に。

このあたりです。少しずつ抜かしていけるけれど、後ろからすごい勢いで追いついてくる一人のランナーが。焦らず先に行ってもらいますが、下腿がめちゃくちゃ細くて速そうです。登りの区間を終えるとしばし下りに、林道を一部通って2km程度の下りですが、先ほどの速いランナーはきっとトレイルは苦手らしく、下はゆっくり。先に行かせていただいて、また2,3人抜くことができました。そして、はじめてのエイドがあっていよいよ長い那岐への登りです。

ここですね。やっぱり、先ほどの速いランナーに抜かれました。登り早いなあ。もう一人若い選手が前に。シガウマラの千代さんでした。速いランナーは千代さんを抜かしていくも、すぐにスピードが落ちて下がってきたので、前に行かせていただき、マイペースで那岐山まで。頂上で案内してくれているひとに3位ですよと言われて、意外にも良い順位でちょっと嬉しくなります。先頭はどれくらい離れてます?って聞いてみると、結構離れてますよという返事。まあ仕方ないかとマイペース。

この区間、写真はないですけど、本当に綺麗で走ろうと思えば走れるところが多い本当に良いコースでした。57kmのランナーとすれ違いながら走っていくと、とうとう千代さんに追いついてしまいました。いよいよ綺麗な区間ともお別れで急な下りに入ります。

やはり急なくだりは足が痛くてあまりスピードはでません。おそるおそる降りていくとまた急な登り返し。ここはもう疲れてきたので歩きです。そしてまたずっと降ってロードに出て、エイドに到着です。スポーツドリンクだけもらって前とどれくらいか聞くと、5分くらいとのこと。うん?ちょっと詰まってるのかなと期待していまう。

ここ割と急登でした。全然走れません。ずっと歩きです。やっと頂上についたら、気持ちの良い下り(足はいたいけれど)降っていくと、マーシャルに出会い、前との差を聞くと2分とのこと。うわーこれはいけるかも、目の前に人参がぶら下がっている感じで一人でテンションが上がってしまってます。もうすぐ下におりるところで、木が倒れていてそれを乗り越えた時にツルッと滑って転倒。やっぱり疲れていたのか両足が攣る。悶絶しながらなんとか起き上がり、だましだまし走っていくとロードに出ました。そしてしばらくいくとエイドが。またスポーツドリンクをもらい、前との差をきくと1分。これは本当にいけるかもしれない。。。しめしめとか思ってしまいます。ロードはあと5,6km。頑張って走っていると、かなり前に先頭を発見。

小さな登りがあって、必死で走るけれど、なかなか追いつかないです。と思ったら、また両足が攣って走れなくなりました。やっぱりダメかと思いながらしばし下腿をのばして走り始めるとまあなんとか走れました。そしてとうとう50m先に発見。むこうも気配を感じたのか後ろを振り返っている。そして自分のゼッケンと僕のゼッケンの色を確認している。逃げられたら嫌だったけれど、おいつくまでそのまま止まっていてくれたので、ラッキーなことにすぐに追いついちゃいました。「ロード速いですね」って言われるが、決してそんなことはなくて、トレイルの方が速いんだよといいたいところを我慢。トレイルの大会でロードで抜かすのは気がひけるけれど、ありがたく先に行かせていただくものの、結構な登りが待ち構えていた。優勝なんてそうそうないからもう必死。登り切って降りていくとゴールがあった。まあ本当に予想外の優勝。

補給と心拍数はこんな感じ。最後のロードで頑張ってます。

奥宮さんと

シューズはパルサー

ロング57km2位の岩本さんと

2位の小郷さん。めっちゃ速いので嬉しい。スカイランナーでした。

なぎビーフ1kg ゲット!やった。