遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

奥信濃100 (2022) その2

その1から

bungo1103.hatenablog.com

27kmでスタートまで戻りロキソニンを飲んで再出発。荷物を入れていたら、成美さんや中川さんに追いつかれて、また同じようなペースでスキー場を下っていきます。早くロキソニン効けと願いながら。しばらくフラットなトレイルを抜けて、❷のところから今日初めてのトレイル。一旦トレイルを下るとロードに出て、そこからはロードの登りが続き、A2エイドの糠塚に到着。奥宮さんと成美さんとほぼ同じ到着になりました。ここでジェルを1個だけ摂取(エイドのパワージェル)してスタート。時刻は8:30で設定より16分早い。この予定時間の図は携帯の待ち受けに入れていたのですが、上にメールとかのお知らせが被ってきて全然見えず、結局ゴールまで使わなかったので、予定より早いのか遅いのかわからずじまい。

❶のエイドを出ると、しばらくロードの登りがあって、そのあと林道の登りがはじまります。ペースは成美さんのペースときっちりはまって並走で、その後から奥宮さんが来る感じ。奥宮さんに、この後のルートについて少し教えていただきました(走れないよと)。林道が終わりに近づき、トレイルになり歩き始めてふと気がつくと成美さんが後ろの方に。どうも給水でむせていたらしい。そしてしばらくトレイルをいくと、最初の渡渉ポイント。激流にロープ1本。案内のボラの人がいてくれて、なんか楽しくなって、ニヤニヤしながら川を渡りました。やめちゃくちゃ水は冷たいし、高社山でどろどろになった手を洗って、ついでに川の水も飲んで。うわーうまい。楽しんでいたら後ろから奥宮さんに追いつかれたので、川を出ました。少し引き離したくて、そこからは走れるところはゆっくり走る戦法に。川沿いの走りにくいところや笹の刈り残しなど、それほど走れませんが、それなりにしっかりペースで登っていきます。途中、どろどろのコースで登りにくかったり、何回も川を渡ったりを繰り返していくとボラの人に会い、「あと600m」で登り終了ですと言われました。しばらくがんばると林道に(❸)そしてもうしばらくいくとまたトレイルに案内されました。ここからしばらく登りですと声をかけていただきました。カヤの平の緩やかな登りのトレイルが続くのですが、完全に一人旅で、結構足に疲れがきていて、あまり走りたくない感じがすでに出てきています。あれ、がんばりすぎたかなあ。ちょっと後悔。結構ゆるい登りでも少し歩いたりしてなんとか頂上に到着。頂上くらいにエイドがあったなあと思って、なんとなく地図をみるとエイドはまだ8kmくらい離れている。下りだけどかなり遠いなあと少し憂鬱に。❹から小さなアップダウンのトレイルを進みながら、基本は下り基調。脚も少し動くようになって(惰性で降りているだけ)そのあと林道に出ました。緩やかなくだりの林道が延々と続きます。結構前が見える区間でも全然前が見えないし。それなりのペースでかなり走ると、なんかキャンプ場みたいな雰囲気に。とうとうエイドがあると喜んでいると本当にエイドがありました。

ここで京都の荘司さんがボラでいてくれてました。「結構しんどいです」と弱音を吐くと、まだ半分も来てないですよと言われてしまいました。エイドでジェルを2個もらって、水分補給をしてやっと半分終了です。ちなみに到着は10:42で18分予定より早くついていました。順位は10番くらいと言われました。今回滋賀の吉岡さんに、ふどうの森で会った時に、今なら奥信濃トップ10に入れますよって言われたのをいいことに、一応10番以内を目標にしていたので、もうちょっと頑張らないとなって思いながらの出発です。

公式の写真から(藤巻さん)

さあ綺麗なトレイルという噂のカヤの平のトレイルに入りました。前とは3分くらいで2人いますって教えてもらいますが、足がやっぱりつかれていて、ゆるやかな登りのトレイルもまんまり走る気がしなくなってきました。まあでも最初ののぼりはそれほど長くなく、すぐにくだり基調のトレイルに。そういえば足の痛みはロキソニンが効いて全くありません。ロキソニン恐るべし。下りに入って一定のペースで降りていき、確かそのあと結構な登りかえしがあるはず。どんどん下っていくと❷のあたりで一旦ロードにでて、すぐトレイルに案内されました。ここから登り。まずまず急で走れないこともないけれど、疲れているのでだいたい歩きです。なんとなく前とは離れていきそうな予感。結構長いこと歩いてやっと❶のエイドに戻ってこれました。11:55で予定より8分遅れ。やっぱり少し疲れてたんでしょうね。エイドでは前は5分くらいと聞かされました。なかなか追いつかない。でも3位まで10分以内と。えー結構すごい位置にいるなあって思いながらエイドを後に。前は5分って言われていたのに、すぐ前に一人選手が。挨拶して先に行かせていただき、お、1桁に入ったって喜びながら林道の下りに入っていきました。しばらくいくと、❸のところで、多くのランナーと一瞬すれ違います。こっちは下でスピードを出しているので、「おーすごい」とか「かっこいい」って言われておもわずさらにスピードを上げちゃいました。すぐにあほなことしたらダメだと少しスピードを下げて、たんたんと林道を降りることに。この林道、本当に長くて、走っても走っても下につかないし、だれにも会いません。かなり下ると、ゲートがあってボラの人が。前はどれくらいですかっと聞くと、3分くらいですかねとまた言われました。全然追いつかないなあと思いながらも、頑張って下っていくと、❹のところで林道を外れてトレイルに案内され、川を渡ることに。ここはかなり幅の広いところでダムみたいに大きな石が積んであり、その石を渡る感じ。ちらっと前が見える。うれしくなるも、ゆっくり渡り、途中で川の水を汲んでまた飲む。渡るとまた林道の下り。少しずつ前が大きくなり、降り切って一旦ロードに出て、小さな林道の登りに入ったところで、先に行かせてもらいました。小川荘太さん。まあ小川さんをぬけるなんて一生に1度くらいかも。また下り基調でしばらくいくと❺のところでロードにでました。朝通ったロードだけれど、そんなことは覚えていません。もうすぐエイド。エイドの手前で、出ていく選手を二人発見。かなり追い上げてるし、脚も軽くなって良い感じ。エイドには13:03に到着。予定より15分早くなりました。エイドで水を補給し、ジェルを1個もらってさあ前を追いかける元気も万全な感じです。

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奥信濃100 (2022) その3 - 遙かなるUTMB