遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

信越五岳トレイルランニングレース2022 その2

当日朝4:00起床。眠たい。着替えて、コンタクトして、日焼け止め塗って、皮膚ずれ防止クリーム塗って、焼きサバを食べた。

車でスタート地点に向かう。ちょっと離れた駐車場に誘導された。外は全く寒くなく、どちらかといえば温かい。今日は暑くなりそうだ。

夜が明けてきて、台風もまだ大丈夫そうだ。

吉岡さん

岡田さんや下屋さん

さあいよいよスタート。

最初が平坦なせいか、奥信濃の時よりもみんながすごいペースで突っ込んでいく。しばらく緩いスキー場の登りが続く。

この最初の小さな登りだけど、かなりみんな速い。だいたい30-40番くらいに落ちて、吉岡さんと同じくらいのペースになった。みんな速すぎるよねっとか喋りながら行くけど、そう言っている吉岡さんがどんどん前に行ってしまう。一旦降って、スタート地点の近くに戻り、みんなの声援を受けた後は、またもう一度登りがある。登り切ると、しばらく林道の下があって、あまりアップダウンのない道を進んでいく。10kmも走ると、だらだらとした林道の登りが始まる。ヴェイパー履いているくせに、あまり登りは速くはしれない。実際タイムも結構かかっている。これは隠岐島でも思ったことだけど、最近のヴェイパーは合ってないのかも。。

そんなことを考えながらも脈拍が高くならないように注意しながらだらだらとのぼると最初の給水エイドに到着。ここからトレイルに入る。ヴェイパーはトレイルも登りにくい。歩きだけど、力が抜けていく感じ。とはいえ、たまに前を拾いながら斑尾山の山頂に到着した。今日初めてのトレイルのくだり。ヴェイパーで降りれるか心配したけど、まあゆっくりなら大丈夫だった。すこしゆっくりなので後ろから抜かれることもある。長いスキー場の下を降りていくと、バンフに到着した。エイドは結構人がわさわさいる。ばなな3切れ食べて、水を補給して出ていく。ここで21位。まあこんなもんだと思う。7時13分に到着予定にしていたが、実際は7時33分。まあ時計も見てなかったので、タイムは全然気にしていなかった。

ペーサーとして出ていた成美さん撮影

エイドを出て、しばらくだらだら進むとトレイルの登りがちょこちょこ出てくる。泥だらけのところがあり、ヴェイパーは滑りまくりだった。あまり覚えていないけれど、たまに落ちてくるランナーを拾いながら、この辺りは、トレイルでも軽く走っていたような気がする。確か、しばらく行ったら、熊坂まで長いくだりがあるはずだけど、なかなか登りは終わらなかった。登りがおわり、林道に入る。たぶんその入り口が兼俣林道入口だけど、そこでタイムが測定されていた。いつのまにか9位にまで上がっている。そんなに抜いた記憶はないけれど。。

目標の10位は突破してしまった。落ちないように走れば10位以内かと思うと、早々に嬉しくなった。バンフで溶かしたモルテンの320はしばらくすると早々になくなった。なかなか暑い。このくだりは飛ばしたらダメだとチャンプ(西村さん)からきつく言われていた。ヴェイパーでも4分半までと。言いつけを守って、ちんたらと降る。すごいスピード出ますよって聞いていたけど、それほどスピードも出ずに、熊坂に到着した。予定では9時28分到着だったが、実際は9時15分。急に予定より早い。今回は予定タイムがいまいち無茶苦茶かも。。熊坂では火曜練習会の中川さんがサポートに来ていて、応援してもらった。またバナナを3つ食べて、ここからは、みんなに暑くて単調で、ずっと上ると教えられたところだ。

どれだけ暑くて単調でしんどいのかなと思ったけど、特に登りがきついわけでもなく、暑いけれど、まあ川沿いで個人的には楽しく登って行った。途中で非公式エイドがあったけどよることはなかった。途中コンクリートの緩い登りがあって、泥水で濡れていたところで、つるって滑った。で、つっこんだところがとげとげのバラみたいな植物がいっぱい生えていて、足から手まで傷だらけになった。痛いし血も出るし腹たつし。。。気を取り直してしばらくいくと、マイルと合流。ちょっといくと、掛水をしてくれている人がいて、めちゃくちゃ気持ちよかった。そしてこの水飲めますよと言われてたのでもらうと、とんでもなく美味しい。山から引いている水とのこと。ちょっと生き返って、しばらく進むと、トレイルに入って急に傾斜が急になった。ここは走らなくても良いよねとか思いながら、だらだら進んでいく。そろそろ黒姫つかないかなあとか思ってたら、急にエイドに到着した。ここは、マイルのペーサーがつくところで、ここからは一度走っている。残り60kmくらいだ。エイドにはチャンプがいてこのエイドに5-7位までいるよって教えてくれた。7位に上がっていた。どっかで抜いたかな?

予定より20分ほど速く到着している。ここはシャリ玉があるので食べたけど、ちょっとお米がかたくて食べにくかった。バナナもいただき、水をのんで、補給してすぐ出ていく。3分で出たので、一気に2人抜いて5位になった。奥信濃の時より順調に順位が上がっていく。チャンプに、スキー場は全部歩いて、そこからの林道は全部走ってくださいと言われる。了解だ!

スキー場の登りは走ろうと思えば走れるくらいの斜度だけど、歩いていよいって言われたので、全歩き。楽ちんで楽しい。すぐ後ろからだれかついてきた。ここは余裕かましておこうと思って、携帯を取り出して写真をとる。実際綺麗だった。

林道に入るととりあえずゆっくり走る。絶対歩かない。マイルの人が結構歩いているので、それを目標にして、ずっと走った。後ろからついてきていた110kmの選手もいつのまにかいなくなった。たぶん5,6kmくらいの林道登りだけど、結構斜度もきつくてだんだん疲れてくる。すると前方にマイルの女子選手が。石田夫妻発見。旦那さんがペーサーで頑張ってる。今女子7位らしい。頑張って!

このまま長い長い林道をなんとか登りきると、しばらく林道で降り、トレイルの下りに入った。少しテクニカルな下りで、そういえばこんなところ通ったなあって思い出した。滑らないように慎重に降りていくと、今度は水力発電のパイプの急登を上る。マイルの人は少しずつ抜いていくけど、110のひとは全然あわない。前は岡田さんと下屋さんと、川崎さんと、あと誰かだな。急登を登り切るとキャンプ場みたいなところを緩やかに登って行って、笹ヶ峰グリーンハウスについた。ここで60km。それなりに疲れてきた。

 

その3に続く。

https://bungo1103.hatenablog.com/entry/2022/09/23/154559