遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

Nagi Peaks Tough Trail Challenge(那岐ピークスタフトレイルチャレンジ)

皆様お久しぶりです。2年ぶりでしょうか。細々と走ってましたが、昨年はOSJ新城ダブルで関門にも引っかかるほどになってました。こんなことではダメだなと今年から頑張って走り始めて、今年の新城ダブルでは無事に完走し、調子が上がっているのを実感しました。そしてふどうの森ダブル44kmでなんと準優勝。そして、はじめてのNagi peaks

nagipeaks.com

に参加してきました。ふどうの森で調子良かったのですが、そこで左足の内側を痛めてしまい、1週間前に山に行った時も下りが痛くてあまり走れないのが心配です。

実は長い57kmと約半分の32kmがあるのですが、翌週に奥信濃100kmを控えているので、32kmにエントリーしました。それと、京都から当日行ける時間ていうのも32kmを選んだ理由ですね。当日は7時半まで受付していますので、京都を4時半頃出れば間に合います。新名神から中国道ですね。

駐車場も広くてスタート会場もとっても気持ち良いところです。

スタートは8時少しずつ選手が集まってきました。

コースはこんな感じで、最初が3km程度、最後が5km程度のロードがあります。

標高図はこんな感じ。

32kmでロードを抜いた24kmで累積が2200mもあります。

レースは出だしは緩いロードの登りが続きます。最初はみんな牽制してゆっくりでしたが、急に一人のランナーが飛び出して、それにつられて急にペースはあがり、どんどん先頭とは離れていくいつもの展開。コースディレクターの奥宮さんも最初は一緒に走っておられます。途中で大体12番くらいと順位を確認したところでトレイルに入りました。入り口では奥宮さんからエールをもらいます。トレイルはそれなりに走れないこともないのですが、階段もあり微妙な斜度に。

このあたりです。少しずつ抜かしていけるけれど、後ろからすごい勢いで追いついてくる一人のランナーが。焦らず先に行ってもらいますが、下腿がめちゃくちゃ細くて速そうです。登りの区間を終えるとしばし下りに、林道を一部通って2km程度の下りですが、先ほどの速いランナーはきっとトレイルは苦手らしく、下はゆっくり。先に行かせていただいて、また2,3人抜くことができました。そして、はじめてのエイドがあっていよいよ長い那岐への登りです。

ここですね。やっぱり、先ほどの速いランナーに抜かれました。登り早いなあ。もう一人若い選手が前に。シガウマラの千代さんでした。速いランナーは千代さんを抜かしていくも、すぐにスピードが落ちて下がってきたので、前に行かせていただき、マイペースで那岐山まで。頂上で案内してくれているひとに3位ですよと言われて、意外にも良い順位でちょっと嬉しくなります。先頭はどれくらい離れてます?って聞いてみると、結構離れてますよという返事。まあ仕方ないかとマイペース。

この区間、写真はないですけど、本当に綺麗で走ろうと思えば走れるところが多い本当に良いコースでした。57kmのランナーとすれ違いながら走っていくと、とうとう千代さんに追いついてしまいました。いよいよ綺麗な区間ともお別れで急な下りに入ります。

やはり急なくだりは足が痛くてあまりスピードはでません。おそるおそる降りていくとまた急な登り返し。ここはもう疲れてきたので歩きです。そしてまたずっと降ってロードに出て、エイドに到着です。スポーツドリンクだけもらって前とどれくらいか聞くと、5分くらいとのこと。うん?ちょっと詰まってるのかなと期待していまう。

ここ割と急登でした。全然走れません。ずっと歩きです。やっと頂上についたら、気持ちの良い下り(足はいたいけれど)降っていくと、マーシャルに出会い、前との差を聞くと2分とのこと。うわーこれはいけるかも、目の前に人参がぶら下がっている感じで一人でテンションが上がってしまってます。もうすぐ下におりるところで、木が倒れていてそれを乗り越えた時にツルッと滑って転倒。やっぱり疲れていたのか両足が攣る。悶絶しながらなんとか起き上がり、だましだまし走っていくとロードに出ました。そしてしばらくいくとエイドが。またスポーツドリンクをもらい、前との差をきくと1分。これは本当にいけるかもしれない。。。しめしめとか思ってしまいます。ロードはあと5,6km。頑張って走っていると、かなり前に先頭を発見。

小さな登りがあって、必死で走るけれど、なかなか追いつかないです。と思ったら、また両足が攣って走れなくなりました。やっぱりダメかと思いながらしばし下腿をのばして走り始めるとまあなんとか走れました。そしてとうとう50m先に発見。むこうも気配を感じたのか後ろを振り返っている。そして自分のゼッケンと僕のゼッケンの色を確認している。逃げられたら嫌だったけれど、おいつくまでそのまま止まっていてくれたので、ラッキーなことにすぐに追いついちゃいました。「ロード速いですね」って言われるが、決してそんなことはなくて、トレイルの方が速いんだよといいたいところを我慢。トレイルの大会でロードで抜かすのは気がひけるけれど、ありがたく先に行かせていただくものの、結構な登りが待ち構えていた。優勝なんてそうそうないからもう必死。登り切って降りていくとゴールがあった。まあ本当に予想外の優勝。

補給と心拍数はこんな感じ。最後のロードで頑張ってます。

奥宮さんと

シューズはパルサー

ロング57km2位の岩本さんと

2位の小郷さん。めっちゃ速いので嬉しい。スカイランナーでした。

なぎビーフ1kg ゲット!やった。