遙かなるUTMB

トレランにはまってUTMBまで行ってしまった外科医の日々のトレーニングや備忘録

滋賀一周ラウンドトレイル Stage1

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⁦滋賀一周ラウンドトレイル 2019年プレ大会⁩ - イベント - IBUKI 速報ページ

 

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いよいよ始まった滋賀ラウンドトレイル

チーム山本山という名前で参加です

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レース前に記念撮影

しょーやんトイレでいない

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さあ長い旅が始まる はじめの3日はきよしさんがサポートしてくれる。

スタートしてチームONKNの大地くんが飛び出す。つづいて、グレートレースで有名な若岡さん、そしてたぶん森下さん。Stage1はコースをしっている僕が先導する。長いし、ショーやんは毎日はしるからペースはゆっくり。心拍も130超えないように気をつけている。小関峠はあっというまに到着。ここからは倒木をこえながら如意ヶ岳をめざす。暫く行くとがさがさと音が。鹿かなと思いきや選手2人。若岡さんと森下さん。どこにいったらそこに行くのかわからないけど、こっちですよと教える。しばらくすると追いつかれたのでまた先にいってもらった。しょーやんと他愛もないことをしゃべりながらだらだら進んでいくと、あっというまに舗装路にでる分岐に到着。ここからしばらく舗装路だけど、その上の山をさまよう二人組。またこっちですよと教える。ついでに、先のトレイルの入り方も教えて、2人は先に行ってしまった。

だらだら走るけどあっというまに火どこ。予定通り1:25

銀閣寺道らへんで若岡さんをみかける。また迷ってたのかな???

ロードをはしって第一エイド。きよしさんがサポートだけど、特にしてもらうことはなし。水をいれて走り出す。前の2人は先に行ってしまった。エイドではポテチ5枚くらいもらう

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ここからは京都一周トレイル

よく知ったトレイルだけに緊張感もなく過ぎていく。登りはだいたい歩きで進んでいく。スキー場跡をこえて、延暦寺に入ると、スタッフが写真撮影してくれている。ここは歩行禁止区間だから早歩きのような駆け足のような。。。

延暦寺を抜けてせりあい地蔵まではしれるトレイル。

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あっというまにエイドについた。エイドがあることを忘れていて水をいっぱい持っていたのが悔やまれる。エイドで前はどうですかって聞いたら凄い勢いで走っていったよ!っていわれた。若岡さんすごいなあって思って、大地くんはどうですかって聞いたら、まだ一人しか通過していないって。あれ、誰も抜いてないのに2位になっている。また若岡さんロストか。しょーやんと勝手に2位になってしまったことでがっかりしていた。まあ気をとりなおして横高山。ゆっくり行っていると、こんな楽しい横高山は初めてですとかしょーやんが言っている。水井、仰木と超えていき、稜線にです。おじいちゃんに声をかけられた。何かなと思ったら、先に70くらいのおばあちゃんがいるから待つように言っておいてと。レース中にこんなことたのまれるのは初めてだけど、行けども行けどもおばあちゃんはいなかった。おばあちゃん大丈夫かなあ。大尾山を超えて比叡山インターナショナルのコースをすすむ。そしていよいよレースコースをおわかれして、すこし荒れたコースを進む。しょーやんははじめてのコースで喜んでいる。結構細かいアップダウンとわかりにくい場所が多いけど、どんどん進むとあっという間に還来神社への下りが始まった。つつじのような巨大な白い花が満開ですごいきれい。しょーやんは激下りを大喜こびしている。下まで降りるとスタッフが待っていてくれていよいよ第2エイド。ここではきよしさんのサポートがありがたかった。

カップ麺と、エイドのりんごと、きよしさんからのわらび餅をいただく。

ドリンクを補充し、後半のエネルギーであるはちみつをバックに入れようとしてさあいこうと言うときに、荷物チェックしますっていわれた

もっと早く言ってよ、と思わず言ってしまったけど、チェックしてもらう。

ちょっとあわててて、だした荷物を戻して出発した

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走り始めて500mくらい行ったときに、胸にボトルが指してないことに気づく。そういえばはちみつも入れていない

戻ろうかとおもったけど、空ボトルはいっぱいバッグに入っているし、しょーやんがジェルなら多少ありますっていうからそのまま行くことにした。

ここからは下が悪い、みちなき道を霊前山まで進む。結構急登で下が悪いからかなりきつい

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きついけど景色がよくなると元気になる

一旦下って、権現の登り。ここはこのコース一番の急登。もうすぐ頂上というところでハエみたいな音がしてきた。ドローンが飛んでいる。近藤さんも写真をとっている。ということで権現に無事到着。ここまできたら、まああとはなんとかなる。しゃーやんにジェルを1つもらう。

景気のよい稜線をすすみ、すこしずつ登ると人でいっぱいの蓬莱山に到着

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下の自販機でポカリ500mlを買う。これでゴールまではたぶん大丈夫

スキー場を降りて、烏谷山まで、急登急降下を繰り返す。烏谷山でもうひとつジェルをもらう。金糞峠をこえて北比良峠。武奈がきれいに見てている。

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武奈のとりつきで沢の水をがぶ飲み。もうポカリも150mlくらいしか残っていない

だいぶ脚がおもいけど、そんなにかからず武奈に到着。

あとはつるべを登るだけ

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つるべもちょっと登るとついたけど、疲れた脚にはきつい

しょーやん死んだふり

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朽木らしいトレイルに入ってしょーやんのテンションがあがる。急にどんどん飛ばしだす。こっちはもう低血糖でフラフラだけど、もうゴールだし、ジェルもらうのも悪いのでそのままがんばる。

最後はきよしさんもトレイルの途中まで迎えてくれた

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ゴール前はなぜかダッシュ。年齢のぶんだけ負けたけど最後は一緒にゴール

10:19 2位

大地くんとは20分差。

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摂取量

水1000, ライチジュース1000 ポカリ500

はちみつ150g

カップ麺1個

ジェル2個

ポテチ5枚

りんご2かけ

わらびもち少々

1200kcalくらいかな

第2、3ステージは仕事でいけませんがしょーやん頑張ってね!

 

 滋賀一周トレイルstage2 - 遙かなるUTMB

 

滋賀一周ラウンドトレイル

近藤さんが滋賀一周をしているのを羨ましくみていたわけですが

junyakondo.hatenablog.com

レースにしたいという壮大な夢物語を聞いたとき、TJARに比べても距離と標高差が大きく、景色もアルプスに比べたら大したことないイベントに長期休暇をとって参加する人がいるんかいなと、これは夢物語やなあと思っていたことを思い出しました。道の整備だけでもどれだけ大変なのか想像もできませんが、この前1日目のコースを走ったら凄い整備ぐあい。。。国が決めた10連休にも助けられてるとは思いますが、近藤さんとスタッフの、夢を実現してしまうパワーに圧倒されていたら、UTMF抽選に落ちました。

連休中にどこかで走りたいなあって思っていたら、しょーやん(UTMB一緒に行った)

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がソロの部ででるとのことで、なんか一緒に走りましょうよー!ってことになって、じゃあ走れるところだけ一緒に行くわということになりました。

 

今回のレースはプレレースという位置づけで、滋賀一周が8つのステージに分かれたステージレースになっています。

個人戦、チーム戦(2−4名)というのがあって個人戦はそのまま全コースをひとりで走るのですが、チーム戦というのが面白くて、一緒に走ってもいいし、ステージごとに走る人を変えても良い。また面白いのは1チーム参加費8万円なんだけど、4人、メンバーを集めれば、ひとり2万円で8ステージ全部走ることもできるというお買い得レースなんです(もちろん個人戦のカテゴリーではないですが)。

コースの詳細はホームページに乗ってるのですが、

shiga1.jp

まあ、結構厳しいコースです。制限時間が16-17時間しかないのに、毎日50-60km前後でそれも累積4000を超えてきます。全コースを関門時間を守って走破できる人はいるのかいないのかというレベル。

丹羽さんと飯野さんのステージ6,7のチャレンジで、荷物が重いなどのハンデはありますが、この2人でも31時間かかったとか

www.mtsn.jp

 

今回は、龍谷大学の石原研究室

sites.google.com


の研究に参加させてもらうことになり、レース中の血糖値を持続モニタリングすることになりました。レース中の心拍数や食事摂取、血糖値などの関連性を研究するということで、石原先生は同じ年齢で話がはずみました。

こちらのブログでも僕が走ったステージの報告をさせていただこうと思います。

 

滋賀ラウンドトレイル stage1 - 遙かなるUTMB

 

 

モルトン病 Morton's disease

モルトン病で知ってます?

足の裏の神経に神経腫っていう腫瘤ができて痛くなるやつです。

3年くらい前から、ロングを走ると、右足の薬指あたりがすごく痛くなることがあって、骨折でもしてるんじゃないかと押させても痛くないということがたまにありました。

そして2年前の別府大分別府大分毎日マラソン - 遙かなるUTMB

読み返してみたら、後半右足の小指側がかなり痛いって書いている。

整形外科のくせに痛くなる理由がわからずに、インソール作ってみたりしたけど全然良くならなかった。

そして昨年の別府大分でもやっぱり痛くなった。

そして同じく昨年の隠岐ウルトラの前の日に、知り合いのウルトラランナーが足が痛いってやってきて、診察したらこれはモルトン病だってことで、ふと自分もモルトン病じゃないかってやっと気づいた。恥ずかしい話で、症状出てから診断まで2年以上かかっている。隠岐ウルトラは10km位走ったら痛くなってきて、20kmくらいでめちゃくちゃ痛くなったけど、その後すっと痛みが引いてしまった。ゴールして足を触ると、3,4足趾の感覚がほとんどなくなっていて、神経が死んでしまって痛くなくなったのかな(ラッキー)って思ったけど、2,3日したら感覚が戻ってきて、また痛みが出てしまった。

これ以降、レースでアドレナリンが出ていると、痛みを通り越して、麻痺して痛みがなくなるという状態を繰りかえすことになってしまった。

レースはこれで良いんだけど、練習ではそうはいかない。痛くなると全然走れなくなる。走るのも億劫になって、最近は週1回ちょっと走れば良い程度になってしまった。こんなことでは困るわけで、何回か注射もしてみたけど、効果はなかった。結局

本日手術を受けました

普通は、全身麻酔とか下半身麻酔だけど、明日も仕事だし、無理を言って局所麻酔

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そして摘出した神経腫がこれ

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結構大きい、そりゃ痛いはず

多分慢性的な機械刺激で神経線維が障害を受けて生じる

薄いシューズが好きだけど、下からの突き上げとかで多分起こる。

小さいときから裸足とかなら別だけど、こういうことが起きないようにするには、ある程度底のプロテクトは必要なのかも

 

無事におわってなんとか歩いて帰りました

またぼちぼち走ります

新城は無理かな。。。。

 

 

別府大分毎日マラソン 2019

年一度のマラソンに行ってきました

昨年は

別府大分マラソン2018 - 遙かなるUTMB

こんなこと書いてました

世界記録とかけ離れたタイムなんだから、あと4分とかせこいこと言わずに、とりあえず次は2時間40分を切ることにした。真剣にそこを目指せば、50分くらい切れるだろう。。。そんなうまくいくかな???終わってからは、いつもどおり、風呂入って、焼肉たべて、帰りの新幹線で飲んで帰りました。来年こそは40分ぎり(笑)

千羽が終わって、ちょうど2週間。まあいろいろあって結局1回ロードを走っただけで当日を迎えました

今回のホテルはホテル910

オーナーがポルシェ911でも好きなのかと思ってましたが、実はクドーていうホテルの系列。なるほど910.

いつもみんなと一緒に行くのですが、いつものメンバーは鎖骨骨折や足の捻挫などなど、年とともに怪我との戦いが増えてきて、結局いつもお世話になっている庄司先生だけととご一緒。夜はイタリアンを堪能しました。

 

当日は、9時に起きたら朝食は9時まででした。

一応炙り鯖寿司を買ってたので、それを食べて完了。ゆっくりと支度をして、タクシーに乗ってうみたまごに到着。

 

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見事な快晴
今年は温かい。予想最高気温は18度。昨年は雪がまって異常の寒かったのと対照的です。なんとなく超ゆっくりjogを1kmほどして、まったりしていると、整列の時間。眼の前にUTMB2017のバンダナ巻いた人がいる

声を掛けるとUchida Norimasaさん。一緒にUTMB出てた方です。スタートまで話をしてリラックスできました。ありがとうございます。

今回、心拍計の調子が悪い。pairingできるけど数値がでない。電池切れ???

まあ仕方ないので、今回は感覚で走ることにしました。

いよいよスタート。20秒くらいでスタートラインを通過。それほど無理をしないように走ると、1kmが4'20だったので、一安心。そのまま1km4分くらいのペースでしばらく行きます。しんどくはないけどなんとなく余裕もそれほどない感じなんだけど、心拍計がないのでよくわからない。感覚って難しいと思いながら、25kmまではだらだら行こうと考えてました。今回は補給のgelを3つ持参。15,25,35で摂取予定

走り始めて4kmほどで、暑くて手袋を外します。給水は基本全部とりました。

5kmの通過は20'34

スタートを考えると、まずまずのペース。

折返しのあたりで10km

10kmの通過は40'59

この5kmは20'25かかっていますねえ。これ以上は速く走れない感じがするので、無理に上げるつもりは最初からありません。

なんとなくパワーが出ないので、12kmでとりあえずジェルをとってみました

メダリスト。結構美味しい!

15kmの通過は1'01'18

km4のペースからは1'18遅れ。

このままだらだら行くことにしました

20kmの通過は1'21'42 そしてハーフ 1'26'08

この時点で50分切りはまあ無理なことを自覚。目標を55分切ることに切り替え。

去年は40分を目指そうとおもってたなあと感傷にひたる

右の臀筋が何故か痛い。

このあたりは海沿いに大分に向かっていくコースで、毎年このあたりからスピードをあげるポイントだけど、今年は維持するだけで精一杯。

25kmの通過は1'42'11 km4から2'11遅れ

そして、、、それは突然来ました。28kmくらいで足が動かない。。。。。。

ちょっと早くない?と恨んでもどうしようもない

あと14kmも粘るのが苦痛です。5kmくらいなら頑張ろうとおもうのだけど。

ここでちょっと頑張ってもどうせどんどん落ちるから、今回は潔く、落ちるところまで落としました。km4'40まで落ちる。

30kmの通過は2'03'15

あっというまにどんどん抜かれ、しばらく走っているとちょっと回復してきた兆し。

このあたりで庄司先生のご両親の応援を受けます。快調そうなふりをして。。。

km4'30くらいでねばれる気がしてきたので、なんとか4'30でごまかす。

sub3はkm5なら無理なことはわかるけど、4'30で間に合うかどうか正確に計算できない!けど間に合いそう。

35kmの通過は2'25'55

あと7kmちょっと km5なら3時間超える

4'30なら間に合うはず

今回は南風

折り返しても向かい風ではない。右のおしりが痛い

40kmの通過は2'49'01

さすがにsub3は大丈夫な気がして安心する。安心するとスピードがでない。周りは必死に飛ばす人が多い。その勢いにのまれてなんとか頑張る。競技場に入り、トラックだけ飛ばしてみた。59分になりかけてたから。

ゴール2'58'57

なんとか59分切れた。

ゴールで知り合いの斉藤先生にであう。岡見さんもいた。

ここからお尻がいたくて悶絶しながら、温泉と焼き肉を楽しみました。

もう来年は2'50を切るなんて言えません

 

 

 

 

 

 

千羽海岸トレイルランニングレース 2019 その2

千羽海岸トレイルランニングレース 2019 その1 - 遙かなるUTMB

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さていよいよ第3関門までやってきた。約17km地点。ここで水を250mlほどもらう。気がつけばかなり暑くなってきている。下にmilleのあみあみを着てきたことを後悔。ここからも急登だったような気がするけどあまり覚えていない。途中で全身inov8の女性を発見。これはinov8アスリートの岩村さんに違いないと思ってちょっとだけ声をかけてみる。ここからもひたすらアップダウンを繰り返してパイセンの言っていた23km地点にようやく到着。ここからは飛ばさなあかんとこや!っと念じるけど、前は全然見えないし、なんとなく惰性で下っていく。25kmくらいでロードに出ると、前方に2人発見。そろそろ藤尾さんにも追いつきたいけど違う2人のようだ。曲がり角を目印に前との差を見るとちょうど1分だった。どんどん差が縮まっているような感じがして元気がでてきたら、エイドが見えてきた。なんと5人もいる。水を300mlもらって一番に出発。お得な5人抜き。確かにここから緩やかな登りで走れる。前に木村の兄さん発見。やっと追いつきましたって挨拶して先に行かせて頂いた。その後もゆっくりでも走り続けていると、女子2位と男性2人においついた。階段の急登にはいり、確認すると綾乃さんだった。一応、TAKEさんの知り合いですって挨拶する。後ろは500mくらいは空いていることを伝えて前を追いかけた。ここの急登は本当にきつくて、両脚全体が熱くなって脚全体に痛みがはしる。前の青いウエアの選手が太ももをパンパン叩いてスピードをあげる。強!って思ったら、だめだ、って膝に手をついてへたっている。追い抜くときに背中をぽんって叩いて、一緒に頑張ろう!って話してみたらついてきてくれた。何位くらいかな?って聞くと、20番くらいじゃないですか?って言われる。うわ~、そんなに遅いんかって思って、順位のこととかレースのこととか、どこから来たかとお決まりの会話をしながら走り続ける。喋っているとなかなか楽しく、疲れがまぎれる。熊井さんという彼は昨年も出場したとのこと。一緒にいけばコースの様子がわかるからラッキーとか考えているせこい自分がいる。練習の話とかすると、ロードばっかり走っているという。フルマラソンどれくらいなん?っておきまりの質問をすると、2時間31分ですって言われた。驚愕して、なんでこんな順位なんや????って聞いてしまった。去年は何位やったん?ってきくと6位とのこと。さらに年齢をきいて自分の半分以下でさらに驚いてしまった。まだトレイル歴も浅く、UTMBも世界の土井さんのこともなにも知らない。これからどんどん速くなるんだろうなあってじじいみたいなことを考えながらじじいが前を引っ張って2人でどんどん飛ばす。前には白いウエアのたぶん、佐幸さんがいる。登りではすこしつめれるけど下りで離される。やっぱり練習不足はとくに下りにくる。。。少しずつ離されていって、遠くに、ピンクのウエアがちらっと見えた。藤尾さんだ。やっと追いついた。スピードをあげようとした瞬間、階段につまずいて足がつる。後ろから熊井さんに支えてもらってなんとか転倒は免れた。焦りは禁物。どんどん藤尾さんは近づき、今日3回目のランデブー。

さらに、速そうな若者を一人パスして、残り3kmほどになる。また一人前に見つけて2人で襲いかかるように追いかける。トレイルの最後の下りで追いついて先に行かせていただいた。堀米さんだった。ロードに出て、前に2人見えてきた。熊井さんは流石にロードになると速い。追いつきましょう!っていわれて必死で走る。km4くらいで走っていたけど、のこり600mくらいで、両側の大腿前面が完全につってスピードが全然でなくなった。気持ちは全然残っているのに、全然脚がうごかない。熊井くんに先行ってくれって言ったけど、ゴールまで一緒に来てくれた。

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ゴールはTJARみたいに海岸がゴール。2人で肩をくんでゴールして止まった途端、両脚のすべての筋肉が痙攣した。大腿も下腿も全部つって激痛で動けない。眼の前には登倉さん。肩をかしてもらって、2,3分痛みに耐えると、なんとか痙攣はおさまった。UTMFに続き、登倉さんには完敗。会えなかったけど、蒜山で負けた山本俊介さんにも完敗だった。順位は15位

女子には負けてなくて本当によかった

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全体の心拍経過

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最後はがんばれたかな。今の自分では精一杯のレースでした。

ちなみにはちみつは150g(450kcal)全部摂取

水分は全部で約1000ml飲んだけど、これは圧倒的に不足だった。

このあと、2000ml補給してやっとトイレに行った。暑いのは予想外だったなあ。

ゴール後はただで美味しいうどんが食べれて、お風呂にもただで入れて、駐車場もバスで送ってくれて、いたれりつくせりでした。

キツイけど素晴らしいレースでした。すぐには来年も出たいとは言えないくらい辛かったけど(笑)

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千羽海岸トレイルランニングレース 2019 その1

はじめての千羽。昨年もエントリーしていたけれど家庭の都合でDNS

千羽海崖トレイルランニングレース (公式ホームページ)

パイセンでかでかと出てる

徳島だし宿泊しようかと思っていたけど、年末京都1周からほぼ走っていない状態でなんとなくやる気もなく、当日の朝に行くことにした。

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こんな感じで、早朝なら3時間30分くらいで到着するらしい。受付が7時半までなので、3時半に出発することにして、3時に起床。車で走りながら、前日に買っておいた、焼き芋を2本食べた。

今回の補給は氷ノ山 OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その1 - 遙かなるUTMB

で失敗したからはちみつだけ

冬だから水はいらないだろうと思うけど、マイカップ代わりにソフトフラスクを一つ持参した。荷物はいらない気がしたけど、何かのために、救急セットだけもって、ザックも持っていくことにした。

無事に7時過ぎに到着して受付をすると、早速パイセンと、フッキーとパイセンのお父さんと横田の兄貴

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に再会。

最近乗りに乗っている京都の西村さんにも再会

今回は世界選手権の選考レースになっていたから、レベルが高そう。

スタートでUTMFで知り合った登倉さんにも会えた。

ほりけんさんにも初めて出会う。僕の倍くらい太もも太かった。なんと準優勝

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写真左の町田さんや森本幸司さんや長田さん、田中良さん、栗原さんとか強豪ぞろいで、ジュラシックパーク風に例えるならヴェロキラプトルみたいなのがうじゃうじゃいた。僕は、ステゴサウルスくらいか。。。

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会場も音楽も本当に雰囲気が良くて、女子がスタートした20分後にいよいよスタート。先頭はものすごいスピードであっという間に見えなくなってしまった。パイセンから23kmの下りから飛ばして大丈夫って聞いていたのでゆっくり行こうと思ってるけど、全体にペースが速くてものすごい勢いで抜かれてしまって、いつもどおり50番位からスタートになってしまった。

コースはこんな感じ

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最初は林道みたいな感じで上がっていくけど、急登は結構階段が多い。はじめてのコースであまり覚えてないけど、3kmから6kmまではこの地図通り細かいアップダウンが随所にある。少しずつ抜いていけるから知らず知らずに調子にのっていたのかもしれない。久しぶりに姫路の藤尾さんにもあえて、挨拶して先に行かせてもらう。第一関門であとからResultみると21位くらいだった。エイドでポカリを200mlほどもらって飲んで、バナナを1本もらって出発する。ここから一気に400mまで階段の上りだったような気がする。しばらくロードをはしっているとパイセンのお父さんに追いついた。いきなり「どうしたん、こんなゆっくりで」みたいなことを言われる。ぱいせんとかだいぶ先ですか?ってきくと、めちゃくちゃ先やでって言われる。そう言われると凹むけど、実際はエイドの時間であとから見ると10分くらいの差でしかない。このあたりで、なんとなく脈拍がさがってきて出力が出なくなってきてしまった。まだ9kmなのに。流石に練習しなさすぎなのかどうかわからないけど、すでに抜かれ始める。徐々に上げていくスタイルのはずなのに、徐々にぬかれる屈辱。。。「大槻さんですか」と聞かれて話をすると木村正文さん。すぐにわからなかったけど、パイセンが兄貴って言っていた方だった。なんか、パンツも長ズボンで速い雰囲気ではないけど実はTJARも完走しているすごい方。さらに2人くらい抜かれて、急登に入った。急登に入ると、少しずつ前が詰まってきて、下りに入ると差が開く。12kmの地点で、海沿いのロードにでて、いまから海岸コースやなってのはなんとなく予想できた。この時点で21位だったらしい。全然変わっていない。海岸に入ると、岩場と砂浜と交互にやってくる。岩場とかは苦手ではないとおもっていたけど、なぜかどんどん後ろから抜かれる。一度は上に上がっていったら降りれなくなって、また引き換えしたり、、、結局海面ぎりぎりに行くのが良いみたい。一部海に浸かりながら進むが、6人くらい抜かれた気がする。藤尾さんにも抜かれてしまった。抜かれるだけならまだしも、あっという間に前は全然見えなくなってしまった。なんでみんなそんなに速いのか結局よくわからないけど、自分が遅いだけかもしれない。海岸が終わると、崖みたいなところをよじ登って、かなり急登を登ったけどあっという間に降りてきたまた砂浜にでた。またかと思ったけど、すぐに山にはいることができてホッとした。この時点で27位くらい。だいぶ厳しい展開になっている

 

さてここまでの心拍

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なんとなく抑えるつもりが調子にのっているのがわかる。8kmからの登りは本当に低調な感じ。ひどいもんである。海岸も大幅に心拍が下がっているところはどうやって進むか迷っているところかも。。。

さて後半どうなることやら。。。

千羽海岸トレイルランニングレース 2019 その2 - 遙かなるUTMB

 

 

 

第4回 年末恒例京都一周トレイル in 2018

皆様、あけましておめでとうございます

サボり気味のブログに付き合っていただきありがとうございます

昨年の12月30日に恒例の京都一周+α開催することができました

案内が遅くなり今年はちょっと少なめのメンバー

 

世界のズーミン

TAKEさん

舞鶴からつよぽん

具なし餃子さん(STRAVAから)

薄井君(練習パートナー)

そして私の6名

 

昨年の様子はこちら

第3回 年末恒例京都一周トレイル - 遙かなるUTMB

 

今年は台風の影響で通れないところがあるかもということで、前の週にTAKEさんとぱいせんとで下見。このときは比叡山からスタートして、愛宕と松尾山を付け足したこんなコース

途中沢の池の手前ががけ崩れで通れなくて少し迂回するだけでした

コースの整備をしてくださった方々に感謝です

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いつもの写真ポイントで

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このときは比叡山からスタートして10時間。最後の愛宕はきつかった。。。

ので、今回は、京都一周に愛宕を抜いて松尾山を追加してみました。

今回はへべれけ姉さんが荷物運搬とエイドを出していただきました!

北白川の公園で

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昨年と違って、人数も少ないのでペースはゆっくり気味です

スタートダッシュとかしてもだれもついてきません

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比叡山は年末寒波で雪景色

ずーみんとフェンシングというか、命のやりとり

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ここまでは予定通りに進みましたが、雪のため大原ローソンには遅れて到着。

昼ごはんを食べて、ペースはあがることなくだらだらと清滝まで到着。薄井君がだいぶグロッキーだけど「大丈夫です」としか言わない(笑)

清滝から保津峡駅までははじめてのコースだったけど、川岸を進む気持ちのよいコースでした。そして保津峡駅で最後のエイド。時間はすでに16時。あと1時間で日が暮れる。橋を渡り、松尾山への急登は随所に丸太が倒れていて、背の低いズーミンにとっては難所の連続。ズーミンが遅れだしたのをみて喜ぶ私。それをみて呆れるTAKEさん。ヘッドライトを照らしながら、松尾山から嵐山まで気持ちの良いトレイルを激走し、なんとか17時過ぎに嵐山に到着しました。

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しめはやっぱり王将

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来年は愛宕もつけようかな。。。

皆様ありがとうございました!

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70km D3900m程度の結構なコースでした

所要約10時間 (休憩含む)

そういえば、いつもの記念写真、TAKEさんのカメラでとって、写真もらってないなあ。。。また送ってきたらupします

TAKEさんから送ってるよとお叱りの連絡があり

ごめんなさい

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OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その3

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その1 - 遙かなるUTMB

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その2 - 遙かなるUTMB

とうとう6kmもの登りをのぼりきると「とちのき村」のCP3に到着だ。到着したときには田辺さんはすでに出発していた。水をもらって出発する。ちょっといくとトレイルにはいる。トレイルの登りであるいている田辺さんに追いつく。「やっと追いつきました」って話して、一緒に前を追いましょうと誘うが、ちょっとついていけないといわれ、先に行くことになった。勢いで先に行ったけど、徐々に急登になって走れなくなると、田辺さんとの距離は離れなくなってくる。

いよいよ山頂近くで視界がひらけ、小高い丘がみえる。登らなくても横を迂回できそうだけどコースは丘の上をとおるコースだ。丘を登る前2人が見える。少なくとも3分差くらいまでは追いついている。振り返られて見つかった。前は生田さんだ。必死で逃げているのが見える。ポールを出せばよかったけど、出すのが面倒なくらい疲れているのもあって、出さずに必死で追いかける。追いかけても追いかけてもその差は縮まらない。小高い丘を超えて少し下ると、急な階段の登りが鉢伏山の山頂まで続く。ここは朝、下ったところだけど、ここを登るとは思っていなかった。たしか2013年のときは、最後はあまりトレイルを通った記憶はなかった。思いがけず、急なトレイルで脚が動かなかった。一歩一歩必死で登るけど、田辺さんとの距離も広がらない。やっとのことで山頂につくと、今度はゲレンデの急降下だ。一瞬で両方の下腿がつって全然走れない。ウッドチップみたいなのがひいてあるので、なんとか脚を棒のようにしてくだる。ある程度おりて後ろを振り返るとたなべさんも下りは苦労しているように見えた。そのまま脚は回復しないままどんどん案内に従っておりていったところで案内板が消えた。途方に暮れて田辺さんを待つ。田辺さんとどちらに行くか相談するもどうもわからない。方向的には下をむいて左手がゴールのはずだ。はるか下に標識らしきものがみえる。左じゃないですか?っていうことで左手にすすむも標識はなし。もう降りましょうということで、スキーのリフトの高架下を降りていくが、またこれが40-50度の斜面。お尻で滑りながらなんとか降りる。そんなことを繰り返して降りていくうちにすっかり遅くなってしまい、コースに復帰したときには完全に遠足モードの二人。無事に帰ってきたし、2人共総合にはりれなかったし、一緒に行きましょうとちんたらしていたら、なんと9時間までオーバーしてしまった。ゴールはふたり一緒にゴール。6,7位(7位が私)

年代別2位で、だれが1位なんやろうって聞いたら田辺さんだった(笑)

 

結果 9時間8分36秒 7位

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タケさんにそそのかされて順位にこだわってみたけど、区間順位は8-8-5-10とイマイチな展開。自分のレース運びではなかった。

 

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心拍の推移。全体的にまずまず最後までがんばれた感じである。

今回の最大の反省点は補給をじゃがいもころころにしたところかもしれない。これからは、はちみつにしょう。

長文を読んでいただきありがとうございました

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3位の大杉さん

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年代別表彰岩本さんと

 

優勝は原さん 1時間差 (8時間と9時間)

計算するとほぼフルマラソンのタイムの比率と同じ(約2:30と2:50)

まあそんなもんなんだなあ。やっぱり脚が早くならないとだめみたい

2位は岡山の松原さん。若手のホープ、いきなり大杉さんと競うとは。。。

4-8位くらいまではだんご。やはりこのなかで抜け出ないと総合には乗れない。

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その2

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その1 - 遙かなるUTMB

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コース図の概略をのせておく。距離はGPSモードのせいで少し短くなっている

スタートしてスキー場に沿って上がっていく。先頭は少しずつ離れていく。最初からポールを持って脚に力が入らない程度に上がっていくことにする。心拍をふとみると145くらいになっている。涼しい割にはちょっと高いけど腕をつかっているからかもとそのまま行くことにした。ポールのおかげが少しずつ登りでも前を拾っていき、鉢伏山の山頂にはあっという間に着いた。ここから下りに入る。実は下ったところまで最後に戻ることになるのだけどそのことを意識していなくて、最後の急な登りをイメージできてなかったのが悔やまれる。ここの下りは割と滑りやすく、ポールはたたんで両手にもって安全に下った。下りきると今度は氷ノ山越の登りが続き、ポールを使う。次第に明るくなってきてヘッドライトがなくても進めるようになったけど、それとともに便意が強くなってきた。本当にそのへんでしたくなったけど、エイドでトイレがあるだろうから我慢しながら進む。下っていると水越さんに追いついた。水越さんは最近アジアのトレイルシリーズでトップを走っている。いつもは追いついても最後のほうだから、自分が速いのか水越さんがおそいのか迷いながら声をかけた。「捻挫してちょっと調子悪い」ってきいて、自分が速くないことを確認。しばらくくだるともうすぐエイドという看板が見えてきてトイレにいける嬉しさがこみ上げる。幸いにも結構前の方(多分10番くらい)だったので、確か2つしかないトイレは空いていた。3分ほどで快適になり、水を補給してじゃがいもころころを5粒くらい食べる。美味しいけどたべにくい。長い林道区間に入った。ここでポールはバックにしまい、脈拍が140程度で走る。トイレ中に抜かされた水越さんや前を順調に拾っていく。抜かれることはなく、きつくないペースで長い長い林道が終わると30kmのCP1だ。この時点で8位だった(レース中は10番くらいであることはわかっていた)。ここで田辺さんに追いつくが、エイドで水を補給してじゃがいもころころを食べていたら先行されてしまった。ここから扇ノ山に登るトレイル。またポールを出して登りだしたが、なぜか左の鼠径部に痛みが増してきた。専門的には大腿直筋の付着部あたりの痛み。股関節を曲げるときに痛みが起こり、だんだんひどくなってくる。ハセツネの疲れが残っているのか。。とか速く走りすぎたのか。。とか悪い方向に思考が向いていく。田辺さんはあっという間に見えなくなり、痛みを堪えながらなんとか扇の山の頂上についた。こまったことに鼠径部の痛みは下りでもひどかった。脚を下ろすときにも痛みがでて全然スピードが出せなくなってきた。ゆるいトレイルの下りが早歩きみたいな速度になってしまい、これからどんどん抜かされるのかと思うと情けなくなってくる。

 しばらくするとトレイルをぬけ、短いロード区間がある。以前はコーラのエイドがあったので楽しみにしていたが、今回はなかった。鼠径部痛はロードの下りになると少しましになり走れるようになり、前が遠くに見えてきた。この区間で鼠径部痛はなぜかだいぶ楽になり、トレイルに入ってCP2までの急な下りはなんとか走れるようになって安堵する。この区間で1人抜かすことができた。CP2で8位であることがわかる。水を補給してじゃがいもころころを8粒くらい食べる。じゃがいもコロコロが走った衝撃で潰れてお互いがくっつきだしてなかなか食べれない。ここから論山の激登りまではロード区間の上りだ。思ったより疲れていてこの登りがあるきたくなる。あとから見るとkm6-7では走っているのだけれど、ものすごくゆっくりしか走れていない感じがする。後ろをみるとCP2の前のくだりで抜いた選手が近づいてきた。なんとかがんばって長いロードを走りトレイルの入り口についたときにはかなり疲れていた。ここでポールを出して登り始める。論山の登りは川沿いの谷筋を登りながらしだいに尾根筋にのぼる。尾根筋は斜度が30度をこえるような斜面で気を抜くと谷におちるようなところもある。ふと後ろをみると二人の選手が追いついてきた。さっきまで後ろにいた選手とは違う2人であっという間に追いつかれた。生田さんと岩本さんで、生田さんとは初対面だったけど、若くて元気そうだ。話をきくと8年ぶりのレースと聞かされる。8年ぶりのレースでめちゃくちゃ速いですねとか喋りながら登っていく。京都のトレイルの知り合いもいると、岡見さんと木村元さんの名前もでてきた。論山の頂上までは3人パックで喋りながらすすんだこともあって楽に登ることができた。なんとか論山の頂上につくとそこから林道の下りが始まる。急にふくらはぎが両側ともつって走れなくなった。二人にばれないようにしたいけど、速度がおちて、二人が前に出る。ふたりとも元気そうで羨ましい。なんとか林道をくだった先の予備関門まではついていったけど、そこで水を補給していると、岩本さんはなにも補給せずに登りの林道を軽快に登っていって見えなくなった。生田さんもさっと補給をすませて軽がると登っていく。水を補給してじゃがいもころころを食べて出発するけど、脚が重くて坂道が全然走れない。歩いてしまう。なんでこんなに早い時点で力がでないのかわからない。じゃがいもころころがだめかもと思って、初めてはちみつを取り出し、ひとまずごくっと飲み込んだ。甘くて美味しい。甘すぎて水で口をゆすぐ。そうこうしているうちに登りが終わって、小さなアップダウンが繰り返されるパートに入った。なんとかゆっくりでも走って、またはちみつを補給する、もうじゃがいもころころはやめた。細かいアップダウンパートが終わりやっと下りにはいる。最初は力がでずにゆっくりだったけど、少しずつ脚に力がはいるようになってきてどんどん飛ばせるようになってきた。やっぱりエネルギー切れだったような。。。前に一人見えてきた。岩本さんだった。そのままの勢いで前に行き、しばらくするともう一人、生田さんではなかったけど、丹羽望さん(その時は気づかず)。スピードをあげてエイドに向かう。エイドにちょうど7時間で到着した。なかなか水が出なくていらいらしたけど、水を補給してもうしばらくロードをくだる。あと一山だから8時間30分くらいで行けるかも。7位になって精神的にも調子はあがっている。またはちみつを補給し、さらにポケットに忍ばせたPowerGelのばななを補給。はちみつよりはまずい(笑)けど力になりそうな気がする。どんどん補給して前をとらえようと、とちのき村までの長いロードを必死ではしる。脈拍も140台を超えて、それそろ誰か見えてきてほしいと願うもだれもいない。ほんとに長いロードをのぼるとやっととちのき村のCP3に到着した。ここで田辺さん発見。やっと前がみえてきた。あと2人捉えたら総合に入れる!

 

その3に続く

 

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その3 - 遙かなるUTMB

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その1

ここ2年、地震と台風で中止になっていた氷ノ山トレイル、この大会は本当に思い入れがあって、僕が2013年にはじめて出た本格的なトレイルレースだ。はじめてのレースで78kmもある氷ノ山?って思うけど、その頃は情報も少なく、今みたいにトレイルレースも多くなく、他のレースを知らなかったこともある。山を走り始めて買った鏑木さんの本に、日本山岳耐久レースとか丹沢12時間山岳耐久レースのことが乗っていて、全然レベルが違う別の世界のことだと思っていた。まわりに誰も知り合いがいなかったのもあるけど、氷ノ山のレースにでるのも怖くて、1年間悩みに悩んでやっとのおもいで出たレースだ。はじめての氷ノ山は楽しくて辛くて、予想外の好タイムでゴールできた。このときに田辺さんとも知り合いになって、ここから友人が増えていくことになった。

 

2014, 2015年は逆周りのコースで、今回は2013年と同じ方向に周るコース。少しコースは変更があるものの、78km 累積3500mのスピードコースになっている。氷ノ山という地理的な問題から関西以外からはあまり参戦してこないとか、ハセツネと重なっているから強い人も少ないという棚ぼた的なレースでもある。ハセツネで鍛えた脚でかなり走れるのではと考えていたから、みんなには優勝してくるわ!って宣言していた。

目標タイムは8時間30分 

これなら総合には入れて、もしかしたら優勝。。。なんて妄想していた。

TRAILFESTでsalomonのトップスを買って準備は万端。

今回は補給はどうしようか悩んでいて、何をおもったのかこれにした

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じゃがいもごろごろ。デンプンを油であげた超不健康なお菓子だけど高カロリーで美味しい(普段は)。170gで多分800kcalくらいある。TRAILFESTでこれで走るって言ったら「まじですか?」って呆れられた。

これだけにしようかと思ったけど流石に心配でこれも持った

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これの150gのもの。およそ450kcal

やっぱりそれでも心配で、受付でもらったPowerGelを1つ忍ばせておいた。

 

もう一つの秘密兵器はポール。氷ノ山は今回ポール可能だから、急な登りではポールを活用することにした。

 

装備 水500ml 

雨具 上のみ

ライト LedLenser

バッグ Oxsitis

熊鈴、その他の必携品

ポール TrailBlaze

 

さて、昼から職場が一緒のかばちゃんと車で向かう。

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結構近くて車で3時間弱で到着。2013年はスタートとゴールだったところで受付をしていた。出場者名簿をみると 「大杉哲也」「小林慶太」「栗原孝浩」「原良和」って書いてある。この瞬間、妄想は思いっきり叩き壊された。「優勝はむりだ」、気温も低いし走れるコース。流石に全員落ちてくることはないだろう。他にも、「田中良」「丹羽望」「水越友洋」と強豪が参戦している。なんとか総合に入りたいなあ、に目標は変わってしまった。TAKEさんに早速メールで報告すると、「そうですね、優勝はむりかもしれませんが、ぼくなら全力で2位を狙います」と返事がきた。うわー強気。このメールが結果的に良かったのか悪かったのかはお楽しみ。

 

前日はハチ北の「とみや」さんに宿泊した。高齢のご夫婦でされていて大変よくしてもらった。旅館はかなり古いけど食事も美味しく、レース後にお風呂まで用意していただいた。ただ悲しいことに、こんなレースがあるのに宿泊は2組だけとのこと。やっぱり地元の人あってのレースだからもうちょっと応援してあげられたらと思う。

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レース前とは思えないサラリーマン2人

9時ころには寝て、朝3時30分に起きる。45分までに支度をして、なんとこんな朝早いのに朝食までだしてくれた。眠すぎて何をたべたか覚えていないが。前日に買った焼鯖寿司は食べたはずだ。。。そして4時頃出発。会場まで1.4kmの登りをかばちゃんとゆっくりjog。真っ暗で星がキレイだったことを覚えている。会場についたらすぐに荷物のチェックを受ける。もう結構みんなが並んでいる。真っ暗でだれがいるのかもよくわからないが、石田夫婦に遭遇。奥さんはなんと旦那に勝って、女子総合優勝。

そして、5時にいよいよレーススタート。漆黒の闇の中、スキー場のゲレンデを進んでいく。

 

その2に続く

OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2018 その2 - 遙かなるUTMB

 

ハセツネ 2018

一度は出てみたいと思っていたものの、「渋滞がすごい」とか「自分の実力が如実にわかる」とか「次の日に帰ってこれない」とか色々理由をつけたり心配したりで、ずっと回避していたレースだけど、「やっぱりトレランをしていたら一生に一度は出てみたい」とクリック合戦に参加したら、あっけなく関門突破できてしまった。

ついでに公式地図を800円で買ってみて、送ってきた標高図をみたらこんなかんじ

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これだけみるとだらだら登って、だらだら降りるだけにみえる。それも里山だし。

でも累積4500mとか書いてある。70kmで4500mってかなりすごい。いまいちイメージがしにくい。友人でもありライバルでもあるTakeさんが去年完走していたから、連絡してみたら、やっぱり4500mくらいあるとのこと。「結構走りごたえがあるエエコースですわ」なんて教えてもらった。

ちょうどレースの1週間前に東京で仕事があり、ついでに東京に移住したショーヤンと一緒に後半の試走に行く予定だったけど、台風がきて泣く泣く断念。結局あまり情報がないままレースを迎えた。補給は約40kmの地点の月夜見第2駐車場で水かポカリ1500mlが支給される。どちらかだけなのかと思ったけど、配分は自由にもらえた。

Takeさんによると水は前半1500mlで行けますよとのことだったので、前半はハイドレに1500ml入れて、後半はボトル600x 2で行くことにする。

レースは13時だから京都から当日行けないこともない。当日京都駅6:38出発すれば10:49に会場の武蔵五日市駅に到着する。

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ただ、この新横浜からが結構遠くて会場についたときにはへとへとというのも嫌だったので、前日宿泊することにした。レース後は電車で5駅くらいの昭島駅のホテルS&SモリタウンというところをTakeさんと一緒にとっていたので、そこにしようとしたらもういっぱいだった。仕方なく八王子駅前の東横インに宿泊。初めて行った八王子は結構DEEPな街だったけど、次の日レースだからおとなしくホテルで寝ることにした。

すぐに眠れるようにと、家にあった「下町ロケット」を持ってきたら、あまりにも面白くて、とうとう最後まで読んでしまい、気がついたら夜の2時。。。何をしているんだかという感じ。なんとなく目が冴えてあまり良く眠れず、さらにカーテンを閉めるのを忘れていたためもあり、朝7時には目がさめてしまった。ちょっと後悔。

11時頃会場に行く予定でゆっくりと電車にのる。

今回は久しぶりの焼鯖寿司を買っておいたので、9時過ぎに食べた。うまい。

当日は過去最高の暑さで予測 32度とか

前回優勝の上田瑠偉選手はツイッターで自分なら水3lもっていくとのこと...

装備

northfaceのエンデュランスベスト

ハイドレ 2000ml+CCDドリンク4袋 170 x 4 = 680kcal

ボトル2本にCCDドリンクの粉だけ入れる 170 x 2 = 340kcal

雨具上下

指なし手袋

LedLenser SE07RとH8Rの2つ持ち SE07Rは腰につける(結局使わず)

自作大麦クッキー6本 300kcal

PowreGel Shots オレンジ 3袋 211 x 3 = 633kcal

合計 1953kcal  (実際の摂取カロリーは1600kcalくらいでした)

これでも約3.6kgくらいとかなり重い

重いのは苦手。。。

レース

いよいよレース前1時間。Takeさんと並ぶ。先頭に並んでしまったけど、どんどん10時間のプラカードのところに人がたまる。9割位の人は絶対10時間とか無理やろ、みたいな人ばっかりだけど(笑)どんどん天気が良くなり直射日光が刺すように痛い。

初めてで全然予測もつかないコースだけど、去年のTakeさんが第一関門まで3時間5分ってことだったから、大雑把に3時間くらいと考えておく。ハセツネは第1関門、第2関門、ゴールとおよそ3:3:4くらいの時間になるらしい。事前に追い上げ型の静岡の伊藤健太さんのタイムをみてたら、およそ3:3:3くらいだったから3時間3時間3時間くらいを目安にしていた。

 

さてレーススタート

ものすごい勢いでみんなが走り始める。さすがにめちゃくちゃ速くないけどそれでもすごい速さ。女性の転倒があった。大丈夫だろうか。。。どんどん後ろから抜かされて200番くらいでトレイルに入る。Takeさんはすごい速さで見えなくなった。当然渋滞しているけど、ゆっくり動く程度の渋滞でせいぜい1,2分のロス程度。脈拍は140までと思っていたけど、やっぱりみんなのペースが速くて145くらいまで上がってしまっている。荷物も重いし体調も絶好調ではない。今熊神社にはいり急な石段を登っていると目の前に円井さん発見。去年9時間くらいで招待選手だ。久しぶりにあえて声をかける。どれくらいのペースか聞いてみると、もうちょっと頑張れば第1関門まで3時間程度とのこと。なんとなく心強いけど、すこしずつ円井さんのペースが速くてすこしずつ離れてしまった。Takeさんからは、最初以外、基本走れますよって聞いてたけど、急登ばかりで全然走れないし時間だけがたっていく。こんなコースを7時間とか信じられないなあって思いながら歩く。何回も何回も登っては下って登っては下って、もうだいぶ登ったと思ってるのに標高600mとかでがっかりする。醍醐丸のあたりで丹羽薫さんが応援していて、「調子はどうですか?」って聞かれる。「まあまあです」って答えておいたけど、まだ15kmくらいなのに結構疲れていた(笑)。なんで?っていうくらい小さいアップダウンがある。そしていよいよ第1関門の浅間峠に到着。なんと3時間15分(82位)。去年の10時間をちょっとだけ切ったTakeさんより10分も遅い。三重の阪田さんはハセツネで10時間きれなかったら「Trail runner」じゃなくて「Trail walker」やとTakeさんは言われていたらしく、このままではwalkerになってしまう。水は背負っているとどれだけ残っているのか全然わからない。たまにバックを揺すってまだあることを確認する。まだ半分くらいはありそうだ。このあたりから心拍計が下がってきて違和感がでてきた。今回は腰にライトを巻いているせいもあり、簡単に心拍ベルトを上にあげれない。腹が立って外してバックにしまってしまった。もう疲れているから頑張りすぎることはできないので心拍計はもういらない。3:3:4と時間はいわれるけど、最初みんなすごい飛ばして3:3だから次の区間はもう少し速くいけるのではと期待しながら、同じペースで進んでいくと、前にTakeさんがいた。「やっぱり飛ばしすぎやなあ」って思いながら声をかける。しんどそうでしばらく一緒だったけど先に行くことにした。じきにトレイルは暗くなってきて、ライトを装着。ひたすら目の前の登りを歩き、目の前の下りと平地をはしることを繰り返す。基本的にこの区間は少しずつ抜いていくばかりで抜かれることはない。トレイルフェストの中谷君が潰れていて追いついてしまった。潰れ方が半端なく、トップ選手でも難しいレースなんだなと思う。第2関門のエイドまで最高峰の三頭山1527mに登ればあとは下り基調。それでも細かい登りが随所にあってなかなかエイドにはつかない。ようやく、ロードに出て、そろそろエイドと思って思いっきりハイドレを飲み干したら、そこからしばらくトレイルがあってちょっと後悔した。エイドは8ブースくらいあって、ポカリと水が並んでいる。まずポカリ500mlを一気にのみほしてボトルに水500mlづつを入れてもらった。ビーカーで測るほど厳密ではなく、ボトルにだいたい入れてくれる。

時間を見ると6時間20分(44位)。この区間は3時間5分だからまずまずのタイムでこれている。疲れているからあと3時間30分くらいでまとめたらなんとか10時間切れるなあなんて考えていた。ここからしばらく急な下りが続く。いままでハイドレが後ろにあって、いきなり前にボトル2本になったせいか、荷物の重心バランスが大きく変わって急に走りにくくなった。どうしても走れず、ボトル一本を後ろにしまったらすごく走りやすくなった。あと大きな山は2つのみ。御前山と大岳山だ。ポカリを一気のみしたせいかどうかわからないけど、急に脚に力が入りにくくなってしまう。御前山にむかっていると、トレイルがどんどん急登になってきた。横にロープもあるから一応トレイルだけど、本当にコースなんだろうかって思うほどの急登になった。だいぶ登るけどどんどんトレイルが荒れてきてマーキングがない。これはおかしいと思って諦めて下る。しばらく下ると、女性ともうひとり選手が登ってくる。「このコースであってますか?」って聞くと女性ランナーは自信をもって「あってますよ」って返してくるので、また引き返して登っていったけど、しばらくして「あれ、違うのかな?」なんてつぶやかれた。おかしいと思ってまわりを見渡すと、下の方にぜんぜん違う方向に流れるランナーを発見。やっぱり間違っている。道なき山道をおりてなんとか正しいコースに復帰したものの、疲労がさらに強くなり、平地や下りでもすこし歩きがまじってしまうようになる。当然どんどんスピードが落ち、女性2,3位にまで抜かれてしまった。さっきまでどんどん上をぬかしてたのに、なんか大違いだ。どんどん精神的には落ち込んで、リタイヤしたい気分になる。すこし吐き気もするし、かなり脱水な感じもする。むりやりPowerGelを食べながらだらだらと歩いていくと大ダワっていうところに到着。その後、大岳山にむかう。全然楽しくない。大岳山は上の方は結構な岩場で、なんか上州武尊みたいだった。面白いコースで急に楽しくなってきて、もっと楽しまないとと思ったり、UTMBの苦しさから比べたら全然苦しくない!って思いだしたら、急に楽になってきて走れるようになった。下りもどんどん走れるようになってどんどん抜かせるようになる。水も切れてきたけど御岳山の手前に自然水があるはずだ。自然水の手前にボラのかたがいて、もうすぐ水があることを教えてくれる。水にたどりついて500mlを一気に飲み干したときの美味しさは一生忘れないくらいの旨さだった。さらにもう少しのんで、ボトルに水を補充する。すっかり元気になってどんどん走る。さらに次の水場で水を補給していると、「文さんおいつきましたよ!」という声が。Takeさんと中谷くんと一緒に頑張ってきたらしくとうとう追いつかれてしまった。こっちも元気だったから「追いつかれた」じゃなくて、また会えたのが嬉しくて、「一緒にいくわ」ってなって、3人で猛スピードで走り始めた。3人の気持ちが1つになるというのもあるし、ここから脱落はできないわという重圧もあり、どんどん走れる。ペーサーって重要なんだなあって思った瞬間だった。こんな3人に抜かれる方はたまったものじゃないと思うけど、3人でどんどん抜いていく。

「頑張ったら10時間きれる?」って中谷くんに聞くと、それは無理ですとのことだったけど、どんどん走る。日の出山もほぼ走って登り、ここからゴールまではは本当に遠かった。一人で走ってたらきっと歩いていただろうなあと思うくらいだらだらとした道が続く。実際の距離は10kmほどだけど疲れもあるのか本当に長く感じた。ここは試走しておいたほうが良いなあと思ったところだ。最後どれくらいでゴールできるかわかるのは本当に重要だと思う。今回はあとどれくらい?って聞きながらだったから大丈夫だったけど。最後はロードにでてあっというまにゴールがある。3人で仲良くゴール。いろんなレースにでたけど、こうして一緒にゴールすることは数少ないけど本当に楽しかった。ゴールは10時間33分(36位) Trailwakerにしかなれなかったけど、今はこれくらいの実力なんだと思う。

GPSモードのせいで距離は不正確だけど、この標高図はすごい。良くこんなにギザギザになるもんだ

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ゴール後が大変だった

グダグダしていたら終電に間に合わなくなった。

タクシーで帰ろうとTakeさんと一緒に駅にいくけど、タクシーなんか走っていない。電話してももう営業していないとか言われる。タクシー乗り場にポロポロと人がいて、聞くとたまにタクシーが来るという。本当にたまにしかこなくて、結局1時間以上待って、なんとかTakeさんがタクシーをつかまえてくれて午前2時にホテルに着く。近くのラーメン屋で生ビール2杯、ラーメン、餃子と食べて寝た。

来年はクリック合戦に勝てればTrail runnerになりたいです

 

 

 

杭州 西湖

仕事で中国の杭州に行ってきました

杭州は上海の南にあって、関西から直行便があります

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空港から市内まではお迎えが

ベンツ、BMWアウディー、レクサス。。。高級車ばかりが走っている。空気が汚いことを除けば、近代的なビルが立ち並び、大通りにはゴミひとつ落ちていない。 

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泊まったホテルから近くに西湖がありました。どうやら世界遺産!!!

仕事前に走るしかないということで、5時に起床。5時半から

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街中を走る。mapアプリを頼りに。ちなみにgoogle mapは繋がらない。すでに暑い、30度くらい。

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朝6時から川で朝食を釣るひとたち。

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朝日が。西湖広い。1周することを決意

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ハスが綺麗である。まだ寝ぼけている。

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こっちのひとはかなり早起きである。走っているひとも結構多い。なぜかタコをあげているひとも結構いる

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こんな橋をわたったり

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空気が汚いことをのぞけば素晴らしいところである

うん?なにか地面に字らしきものが...

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書道の達人がたくさんいて、水で字を書いている

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だいぶ明るくなった。

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人が増えてくる。太極拳だけじゃなくてタンゴを踊っているグループもある

あと日本の盆踊りみたいな踊りのグループだったり、ラジオ体操みたいなのをしていたり

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こんな船にものれる

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15kmほどのランニング

北の山にも登ればよかった

街の様子も少々。。

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ここはペットショップビル。やたら金魚が売っている

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ここは観光地。京都でいえば花見小路みたいな感じか

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もちろん漢方も

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黒い真珠???黒ナマコ発見

最後に

ホテルの朝食でサラダを食べたからかすごい下痢をしました

やっぱり中国で生物は食べないほうが良いような

 

空気さえきれいならなかなか良いところでした

 

 

 

隠岐の島ウルトラマラソン 50km

本当は100kmに出たかったレース。ネット接続がちょっと遅くなっただけでもう100kmは終了。。。というわけで50km

でも50kmは50kmでしんどかった

 

www.town.okinoshima.shimane.jp

隠岐の島は島根の北にある島で、島根から見える!むかし後鳥羽上皇が流刑にされた島。手漕ぎの舟でいくのは厳しすぎるくらい遠い島です。

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右の大きい丸い島が島後といって、人口10000人以上の島。ここがレースの場所です。

このレースの問題点は何と言っても行き帰りと宿泊です。これはJTBからツアー形式になっていて、行きの高速船、宿泊、帰りの臨時フェリーと手配してくれます。

行きの高速船は最終が16:20集合 京都を昼前に出て、新幹線で岡山、岡山から伯備線で米子、米子から松江のかんちゃんに迎えてにきてもらって七類港まで車で約50分です。なかなか遠い。

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高速船はものすごく速くおよそ1時間で隠岐につきました。

海の上を浮いているのでものすごく快適です。ちなみに帰りのフェリーは7時20分集合で七類に到着が11時過ぎという、ゆったり工程です

隠岐につくと、会場と宿をむすぶ巡回バスが走り回っていてすごく便利。まず会場で受けつけをすると、すでに前夜祭が始まっていました。楽しみにしていた食事はすっかりなくなっており、隠岐そばだけいただくことができました。そして民宿羽衣荘に。

名前はちょっと心配になる感じでしたが、すごく綺麗な民宿で食事も美味しく最高でした。写真は羽衣荘から

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50kmのスタートは朝11:30なので、ゆっくりワールドカップサッカーをみてゆっくり起きる。外に出たら、町内放送みたいなのが流れていて、100km先頭の大河原さんが48kmと通過しましたって聞こえてきた。天気は快晴。暑くなりそう。

10時半頃に民宿までバスが迎えにきてくれます。一度、ゴール地点に向かってスタートまで。よく見ると羽衣荘あたりが80km地点。ここから意外とアップダウンがあるなあってバスに乗りながら思ってました。バスには島根医大の学生さんもたくさん出場するみたいで、「どれくらいのペースではいるん?」「4:30くらいにするわ」なんて聞こえてきて。。。そんな速いんか?ってつっこみたくなりました(笑)

スタート地点は100kmの50km地点です。

 

レース

先頭はもちろん川内選手。11:30スタート。鬼のように走っていかれました。ものの3分で視界から消えました。去年のタイムをみると、先頭は3時間20分とか。これはちょっとだいぶ速い。そして3位がだいたい3:45くらい。これは平均ペースで行くと4分30秒になります。4:30ていうと大したことないなあってなるんだけど、updownが結構あって、おまけに暑くて、おまけに50kmということで、一応最初の10kmは45分くらいで行こうと決めてスタートしました。周りを見渡すと、入賞常連の山根さん以外にも、⭕️⭕️大学って書いた、ランシャツのひとや、速い雰囲気を醸し出している若者も。

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一つ一つの登りは大したことないけど結構ずっとアップダウンが続きます。スタートしていきなり50mほど登らされる。4分30ペースで走る5人くらいの集団ができている。なるほど、みんなこの辺りを狙ってきている感じか。。。先ほどの若者と、女性が一人。登りは意識してゆっくり行くと、みんな先に行ってしまった。やっと登りが終わり、下りにはいる。楽な速度で走っていると、全員を抜いてしまった。時計をみると3'50くらいで走っている。まあいいかと思い、平坦になってきたところで4'30ペースに戻す。次第にみんなが追いついてきてまた全員に抜かれる。その後はなんとなく同じようなペースで10kmまでは集団で行きました。

道端からはとぎれることのない応援が続きます。なんか恥ずかしいくらい応援される。

10kmは45分10秒くらいで通過。お、予定どおり。あと40kmだしここから少しずつ上げていってupdowいれて平均4:30にもっていく作戦。

10kmからいきなり急登が始まった。確か3つあるよな、、、って思ってたら、すぐに終わってくだりになった。いつも山で練習しているから余裕に感じるなあって喜んでいたけど、やっぱりそんなに甘いわけではなく、急登3つはここからだった。いずれも100mくらい登り。角度的にはおよそ10%程度の登りだけど、ロードレースと考えるとかなりきつい登りになる。登りになるとまたまたみんな先に行ってしまった。女性のランナーも速い。結構きつくなったころに頂上について今度はくだり。調子よく降っているとラップが3'40とかになっている。あれ、時計がおかしくなったかなあって思うけど、やっぱり興奮して速くなってしまっているようだ。また全員抜いて、つづく2つ目の坂に突入する。真ん中くらいでまた数人に抜かれた。女性ランナーは同じくらいに山頂に到着した。そしてくだり、また3'45くらいで走ってみんなを置き去りにしていく。ふと後ろをみると女性ランナーが。速!。「くだり速いですね」とかいう会話をかわした気がする。ここで20km。くだりぶっ飛ばしたにもかかわらずこの10kmは48分ちょいかかっていた。まあ結構登ったから仕方ない。そして3つ目の坂。ここまでくると、だれに抜かれることもなくなった。女性ランナーも置いていく。3つ目の坂のくだりもぶっ放して、25km地点。半分まできた。なんと1時間55分超えている。2倍しても3時間50分。これはどんな頑張っても3時間50分だし、下手したら4時間切るのも難しいことに気づく。気温はじりじり上がっていき、エイドごとに頭から水をかぶる。食べ物があるエイドでではバナナをもらったり、スイカを食べたりして少しは補給する。

この辺りからは100kmのランナーにはおいつくけど50kmのランナーは前も後ろも全くいなくなってしまった。100kmのランナーに声をかけて抜いていく。あいかわらず応援が心地よい。25kmから35kmまでは比較的平坦なことと、前半抑えていることもあり、少しスピードをあげて4'20ペースにする。これからすこしずつ上げていこうとか虫のいいことを考えていたけれど、35kmくらいになってペースの維持がきつくなってきた。

泊まっていた羽衣荘の前を通過して海沿いに進む。まだ15km弱あるし、すこしペースを落としてなんとか4'30を刻むようにがんばる。最初は3分台で飛ばしていたくだりもいつのまにあ4分ちょっとがやっとのペースになってきて39km地点まできた時に、前方で結構はやいペースのランナーを発見。これは!って目をこらすと50kmのゼッケンだった。何位かは全然わからないけど、とうとうひとり捕まえた。50mくらいまで近づいた時に、後ろを2度振り返られた。気づかれた。でも振り返ったということはペースが落ちて来てるんだろうなあって思う。登りがおわり、くだりに入ってペースを上げて、一気にとらえる。お疲れさまです!って声をかけると「おう」って返してもらった。山根さんだった。坂がおわり、エイドで水をかぶり先をいそぐ。曲がり角でちらっとみると50mくらいは離れている。ふりかえると疲れていると思われるから、振り返らないようにして、必死で引き離した。2kmほど走り42kmくらいから隠岐空港に向かう登りにはいる。ちょっとがんばったせいかとうとう脚が意思どおりに動かなくなってきた。必死で脚をもちあげる。100kmのランナーを抜く時もあまりスピードが変わらなくなってきた。やっと空港についてもう下りだと思ったら、もう一つ登りがある。必死で脚を動かしてようやくあとはくだりだけ。あと3km程度。くだりも4'20くらいかかるまで落ちてきたけど、ガマンして降っていたらまた脚がすこし動くようになった。また前に速いランナーを発見。町中に入り、大きな橋を渡る頃には結構脚が回復して前を追う。今度は100kmのランナーだった。そしていよいよゴール前。最後はちょとした登り。ゴール前で放送が聞こえて来る。京都からきた大槻さん、ゴールですって。何位かも全然わからないけど一応ガッツポーズしてゴールした。タイムもそういえば気にしてなかったけど3'51'45くらい。結局ほぼイーブンで走れた。記録証をもらうと、総合4位、年齢別2位。。。。惜しかった。3位とは2分差。4分後に女子1位がゴール。坂でずっとせっていたあの女性。あとで知りましたが毎年優勝している吉村さんというかた。

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そのあとかんちゃんも見事に完走

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走ったコース

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そして心拍

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あんまり練習してないなかでは無難に走れた感じがしました

ちなみに川内選手は2時間54分くらい。およそ1時間差。さすがです。

来年は100km出てみたいなあ!

 

 

運動後アイシングの効果

怪我をした時や、脚を痛めている時にアイシングをすることはあると思いますが、普段のランニング後にアイシングをしている人は少ないのではないでしょうか

私も全くしません

アイシングの効果は色々研究されてきていますが、今回はアイシングをすることで、足が速くなる可能性についての研究を紹介します

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24561815

 

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方法 9人の男性(平均年齢25歳、平均VO2Max 52)を70%の力で30分走った後に、100%の力で疲労困憊まで走ってもらいます。その後、片足だけ10度の水につけました(15分)。3時間後に両方の大腿四頭筋から生検(biopsy)して筋肉内のPGC1発現をみています。

 

結果 運動直後には深部体温は39度以上になていました。3時間後、冷やした足のPGC1の量は冷やしていない方に比べると約3倍になっていたそうです。

 

私見 PGC1は転写因子であり、ミトコンドリアを増やしたり、血管の増生にかかわります。つまりPGC1が出ると、足が速くなります。PGC1は、インターバルトレーニングや寒冷刺激、飢餓などで発現が増加するといわれています。今回片足だけ冷やすことで、全身を冷やしてヒーヒ言わなくても、足だけ冷やせばよいことが示されました。

今回の研究の問題点は、冷やす前に運動することが必要なのかどうかが検証されていないことです。ただ足を冷やしても、おなじくらいPGC1が上がるのかどうか、または運動することが重要なのかが、知りたいところだと思いました。

いずれにしろ、怪我の予防と一石二鳥ですので、夏場はどぶん、または風呂場に冷水をためて、浸かるのもよいのかもしれません。

武奈が岳往復

ちょっと違うところに行ってみたくて、比良山系まで

職場の仲間、薄井くんと

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この赤丸のところまで車でいける

何が凄いかって。。。ここまでSTREET VIEWの車が来ているところ

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右に行くと権現山、左に行くと霊仙山。今回は霊仙山からスタート

踏み跡はしっかりしていて、かなりの急登。頂上からは一度下り、権現山への登山道と合流する。権現への急登を登りきると、急激に視界が広がる

今登ってきた霊仙山が多分右手の山。ここまで50分

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ここからは、比叡山花背峠まで見える。ここから蓬莱山までは極上の稜線トレイル

 

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しばし進むと次のピークが見てくる。ホッケ山

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ここから蓬莱山がまじかにみえる(スキーのリフトのところ)

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軽快に小女郎峠へ降りる薄井くん。しかし凄い名前の峠だ

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負けじとジャンプ

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その音で驚いたのか

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突然、ざざざざっという音、うん?

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鹿の大群だ

そうこうして蓬莱山に到着。琵琶湖バレースキー場だ

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朝も早く、外の自販機で500ml購入するも、ケーブル駅には入れず。1時間30分経過

スキー場を降り、木戸峠を越えて比良岳をまいて、鳥谷山に到着

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二人で記念撮影。遠くに蓬莱山の建物がみえる。2時間8分経過

ここで何気なくトレイルに突入したのがいけなかった。

どんどん下って、次第に踏み跡がわかりにくくなり、尾根伝いだけど、琵琶湖から離れていく感じ。GPSを確認すると、全然ちがうところに。仕方なく戻る。

今日、2度目の鳥谷山。2時間44分経過。約35分無駄にした。

鳥谷山から琵琶湖沿いの尾根に入り、標高を下げていく。南比良峠を越えて、堂満岳をまいていく。堂満岳へ続く、急登があったけど、今回はパス。次回いってみたい。しばらくいくと金糞峠(かなくそ、またはきんぷん)。3時間20分経過。ここから武奈が岳に向かうのだが、迷って時間が経ったので、もっとも近い直線コースを選択。沢の水が豊富で、補給して武奈が岳に一直線に向かう。

4時間もかかって、到着

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蝿がうるさくて、ゆっくりする気にはなれない

4時間かかったから、下山まで目標は2時間。

帰りは、西の尾根から。さあ飛ばすぞー

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というわけでここからはあまり写真がありません。

金糞峠までは沢沿いのコースで進む。時間だけがたっていく

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金糞峠に4時間40分で到着

今日3回目の鳥谷峠には5時間20分で到着

そして、木戸峠に5時間40分で到着。

ここから琵琶湖バレースキー上の急登を2本登らなくてはならない

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薄井くん、撃沈。

本日、心拍マックスで急登を登りきり、スキー場のレストランで飲料補給

結局蓬莱山の山頂は6時間6分で、帰り2時間は無謀でした。

帰りは霊仙は飛ばして下山。

結局6時間50分

道に迷わなければ、行きは3時間25分。帰りは2時間50分くらい

比良山は比叡山系と比べると、踏み跡がわかりにくいところや、急登、崖が多くて、すこし慎重に行かないと行けない山ですが、景色は何倍もいいですね!

地図載せておきますので、参考にしてください

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累積は約2750mあります

細かいアップダウンが厳しいです。